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マンション総合保険/保険料節減の手法とは?

 7月初め、九州を中心に豪雨災害が起こりました。度重なる水災、風災被害など自然災害による保険金支払いは年々巨額となっています。このため、損害保険会社も毎年のように保険料率をアップせざるを得ない状況です。
 保険料の値上げの影響はマンション総合保険にもおよび、令和3年1月にも保険料改定が決まっています。
 保険料値上げは管理組合財政を圧迫します。保険の満期直前に管理会社(保険代理店)から保険料の値上げを言い渡されて驚いていては、保険料節減の時期を見逃してしまいます。
 保険料節減には、事前の情報収集によって高騰するマンション総合保険の保険料の圧縮を検討することが非常に重要です。



<取材協力>
 ㈱グッド保険サービス
 東京都渋谷区千駄ヶ谷1−19−9 0120−77−8160
 専務取締役 伊藤昌弘氏

(大規模修繕工事新聞 128号)

保険料節減のためのポイント

●ポイント1
  損害保険各社の保険料は築年数や補償内容で大幅に増減し、各社の保険料比較は保険料の節減のためには不可欠です。大手損保会社5社の比較で一番安価な損保会社を選択する。
●ポイント2
  最長5年の一括契約は今や多くの管理組合が採用しています。損害保険各社の頻繁な料率改定(実質値上げ)も、「5年一括契約」なら期間中(5年間)は影響ありません。
併せて5年一括割引(1年当たり約12%割引)で、さらに保険料を圧縮できます。
●ポイント3
  マンションの状況に合わせた最適な補償を選定し、ほとんど懸念されない補償を外すことで保険料を節約。複数の損保会社から最適な保険料を選択することで、保険料節減の効果は絶大です。

 マンション総合保険Q&A

Q 損害保険会社によって保険料が違うのはなぜですか?
A  各社によりリスクのとらえ方が異なります。築年数や過去の事故歴、メンテナンスの履歴、管理状況などを総合的に判断して保険料が算出されます。
Q どこまでが補償対象ですか?
A  マンションの建物に加え、エレベーターやポンプ室、門塀扉、花壇、集会室内などの共有財産が対象となります。
Q 台風の損害は補償対象となりますか?
A  対象となります。損害保険会社によっては20万円以上の損害が発生した場合を対象とする契約もあります。各社の補償内容を比較することが必要でしょう。
Q 水害は補償対象となりますか?
A  水害補償の特約を契約されていると対象となります。水害補償は保険価額の30%以上、床上浸水、地盤面から45cmを超える浸水、以上いずれかの損害が発生した場合に対象となります。