2020年6月に交付された改正マンション管理適正化法の柱は「管理適正化推進計画制度」の創設です。国が作成する基本方針に基づき、地方公共団体がマンションを評価・認定する管理適正化推進計画を策定します。
地方公共団体がマンションを評価・認定する制度で、管理組合は地方公共団体に認定申請を行い、一定の基準を満足すると判断された際に認定を
受けることができます。認定基準は適切な修繕計画の策定や資金計画、管理組合の運営状況などとされ、5年ごとに更新することが検討されています。
新しい制度は来年4月にスタートを予定していますが、各地方公共団体によって進み具合に時間差が生じるようです。
果たして管理適正化推進計画制度はどのように浸透していくでしょうか。管理組合としても低評価とならないよう認定基準をクリアするための情報収集や準備をしておきたいものです。
大規模修繕工事新聞 144号