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大規模修繕工事、長周期化の目的とは( 3)/長周期の大規模修繕工事に適した材料、工法(外壁塗装編)

 今回は、長周期化を図るために適した材料と工法について、紹介します。
まず、外壁塗装偏と言うことで、関西ペイント販売の資料を参考に下図「外壁塗料の役割」を作成しました。
 下塗塗料は、防水性や防食性を兼ね備えています。上塗塗料であれば、耐候性や耐汚染性を兼ねているということが特徴となります。
 下塗り・中塗り・上塗りにはそれぞれ役割があります。組み合わせではさまざまな仕様が可能となります。
 外壁補修用の上塗塗料の種類と特徴(図参照)として、従来タイプのシリコン系の樹脂塗料やフッ素系塗料よりも、耐汚染性と耐候性に優れたダイナミックTOPやダイナミックMUKIがあります。両材料とも耐用年数は長く、長周期化を検討するのであれば、最善の塗料と言えます。
 塗装を長生きさせるためには、塗膜劣化(ラジカル)を発生させないことが大切となります。
 塗膜の劣化のメカニズムとして、塗料に含まれる酸化チタンや紫外線などにより、ラジカルが発生します。発生したラジカルは、塗膜を構成するポリマー骨格を攻撃し、それによって塗膜の劣化が起こります。
 現在、このラジカルを制御しているラジカル制御塗料という材料も出てきています。

 長周期化の大規模修繕工事で、上塗塗料として適している特徴として以下の4点があります。
 ①ラジカル制御技術等で耐候性に優れている
 ②耐汚染性に優れている
 ③防カビ・防藻性に優れている
 ④仕上がりが美しい
 長周期化を検討されるのであれば、このような点にも着目して塗料を選んでみてはいかがでしょうか。

大規模修繕工事新聞 22-10-154号