昨年12月27日、令和7年度政府予算案が閣議決定されました。
国土交通省住宅局関係の予算決定概要も公表され、老朽マンション対策の強化として、「マンション総合対策モデル事業の創設」(27億円)が盛り込まれました。
令和6年度に終了した「マンションストック長寿命化等モデル事業」から引き継がれるものになるといいます。
2050年カーボンニュートラルの実現に向けた、住宅・建築物分野の脱炭素化、省エネ対策等も引き続き主要事項として取支援(住宅省エネキャンペーン)の延長が期待されます。このため、窓サッシなど断熱改修について検討している管理組合では補助制度の情報収集が大切となります。
○マンション総合対策モデル事業の創設
・ マンションの長寿命化等に資する先導的な取り組みへの支援の強化(例:既存の躯体を有効活用し建物を長寿命化させる一棟リノベーション工事、超高層マンションにおける給排水設備の長寿命化工事等)・ 地方公共団体による先導的な老朽マンション対策への支援(例:管内マンションの実態調査、マンション管
理士等の専門家派遣、管理不全マンションの再生等)
大規模修繕工事新聞 182号2025-2