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「すべての人の笑顔」をモットーに成長企業を目指す/株式会社ティーエスケー 竹内 一 新社長

57-06-1 「環境保全、共生型社会への対応と推進」を基本理念とし、マンションの総合リニューアル、大規模修繕工事を手がける㈱ティーエスケーは6月30日、株主総会後の取締役会において組織改革を行い、竹内豊千代表取締役が代表取締役会長に、竹内一取締役副社長が新たな代表取締役社長に就任した。新社長就任直後の竹内一社長に話を聞いた。

−新社長に就任しましたが、今の意気込みは?
建設業界を取り巻く環境は、東日本大震災における復興事業や2020年の東京五輪・パラリンピックの影響で、業界内の景
57-06-2気自体は上昇傾向にあるといえます。
一方、価格競争における安価受注はいまだに続き、それに伴う労働賃金は据え置きで、それぞれの会社、個人レベルでは依然厳しい状況と言わざるを得ません。
試しに職人さんの工事単価を上げて見積もりを作ってみたら6連敗しました(笑)。つまり、技術うんぬんより安値競争であることは間違いないんです。
また、建設業界での就労人口は平成9年の700万人を最高に現在は400万人に減少していると言われています。高齢化の影響で5年以内にはさらに100万人減の300万人規模になっていく状況にあります。将来的に労働力不足は大きな問題の一つになるでしょう。
この建設業の現状の中で、どうしたら企業として成長していくか、それを模索していかなければなりません。
−安値競争、労働力不足を打破するための対策は?
先に申し上げたように職人単価を上げた見積もりでは仕事が受注できませんでした。ベテランの良い職人が減っていく一方
で若年層の入職が進んでいないのにもかかわらず、です。
国では、女性の建設業従事者を倍にしたいだとか、定年の延長だとか、日本人でなんとかできないなら外国の方に頼るか…
などと考えているようですが、現場サイドではとにかく使える職人の早急な確保が安値競争、労働力不足問題の対策だと考えています。
− 今回、ミャンマー視察に行かれましたが?
57-06-3労働力不足対策のひとつとして、法務、外務、厚生労働、経済産業、国土交通の五省共管による公益財団法人国際研修協力機構(JITCO)が進める外国人技能実習制度・研修制度に着目しました。
中でも全国建物調査診断センターがミャンマー研修機構を立ち上げたので、その視察に参加したのです。
ミャンマー人とはどういう性格の持ち主なのか、どんな意欲があるのか、私たちの業界の仲間に入ることに理解はあるのか。
技能実習制度なので、日本で技術をしっかり覚え、ミャンマーに帰ってその技術力をしっかり役立てもらえたらと思いました。逆に日本で得た技術力が資格などとして生きなきゃ、何の意味もないと思います。しかし、それは私たちが言えることではありません。
国同士でちゃんと制度化して、せっかく日本で覚えた技術がしぼんでしまわないようにしてもらえれば、社会貢献として私たちも意義があることだと考えています。
− 今後の抱負やモットーは?

千葉・船橋市にある本社ビ
千葉・船橋市にある本社ビ

より良い企業に成長していくためには、私は第一に「誠実」と考えます。厳しい環境の中、社内の規則やコンプライアンスなどを地道に実施し、顧客ニーズに確実に応えることです。
第二に企業にとっての明確な「ビジョン」です。会社の近未来像(目標)が、ともに働く従業員と共感・共有でき、社会に必要とされる道筋が明確であることがポイントです。
第三に「人と人とのつながり(情報)」です。企業に必要なものとして「情報(ネットワーク・コミュニケーション)」があります。単に物理的なネットワークではなく、お互いの立場を理解した上での情報共有=人と人とのつながりということです。
これら3つがそろったときに企業は成長します。
最後に「私たちの仕事を通して、関連するすべての人が笑顔になること」―これがティーエスケーのビジョンであり、モットーでもあります。

年1回、協力会社を対象とする研修会を実施。人材育成、人と人とのつながりにも注力する
年1回、協力会社を対象とする研修会を実施。人材育成、人と人とのつながりにも注力する
ミャンマー視察の際、孤児院の子らと記念撮影
ミャンマー視察の際、孤児院の子らと記念撮影
ミャンマー建設協会の幹部と会食
ミャンマー建設協会の幹部と会食

(大規模修繕工事新聞 2014-9.5 No.57)


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