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電気料金見直し事例

電気料金見直し事例

おまとめ+ピークシフト
年30万円以上節約の可能性も!?

川崎市高津区の341戸のマンション管理組合が共用部分の電気料金の節約手法について、東京電力にシミュレーションを依頼した。

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結果として、おまとめプラン(低圧高負荷契約)と、ピークシフトプラン+低圧電力のシミュレーションをしてもらい、おまとめ…が約27万円/年、ピーク…が約30万円/年の節約になることがわかった(表2参照)。
ただし、一般のマンションでは電力会社にどんなメニューがあるかなど、素人の管理組合役員にはわからない。
管理組合は昨年10月以降値上がりした電気料について、とにかく電力会社へ問い合わせに行ったことが新しい情報の取得につながったようだ。

おまとめプラン(電灯+動力=低圧高負荷契約) 

おまとめプラン(低圧高負荷契約)は、照明器具などの電灯(従量電灯契約)と、エレベーター、水道用モーターなど動力(低圧電力契約)を合計した契約方法。従量電灯の使用量が大きなマンションでは有効といえる。

ピークシフトプラン

電気の使用時間帯を、ピーク時間から昼間時間・夜間時間に、または昼間時間から夜間時間に、電気使用量の大きさによって電気をシフトして使う工夫で、電気料金の低減
の可能性がある。ただし、蓄電器などが必要な場合がある。

東京電力は平成24年9月1日から平均8.46%の値上げを実施し、10月の電気料金支払い分から実際に値上がりした。
そこで管理組合が東京電力に問い合わせを行い、電気料金メニュー変更シミュレーションの結果を出したのが平成25年1月末。
2月からメニュー変更を行い、3月分で前月比9万円減、値上げ前の前年9月分よりも5万円以上減額した数字が出た。
メニュー変更では、契約数を7から6へ。またおまとめプランに1つ、ピークシフトプランに2つ変更している。どちらも東電からの提案だ。
ピークシフトで必要な蓄電器は、マンション内にある2台の自動販売機が役割を果たし、2契約についてピークシフトを利用することができた。

メニュー変更をした3月分の電気料金が前月比9万円減だが、当然季節によって、共用部分の電気使用量が違うので、毎月9万円のマイナスになるわけではない。
また、特定マンションの電気料金の節約手法が個々のマンションの当てはまるとは限らない。
電気料金の節約を検討するためには、まず管理組合で電力会社へ接触し、いろいろな情報を得ることからはじめる必要がある。
(大規模修繕工事新聞 2013-9.5 No.42)


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