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問題は宝の山、解決手段として工法や工具の開発に注力/協立技研

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問題は宝の山、解決手段として工法や工具の開発に注力

本社事務所に伺って最初に驚いたのが緑の多さ。自然の植栽鉢が机の回りにたくさん配置されており、まるで緑いっぱいの公園の中で仕事をしているような感じだった。社員の皆さんも「緑に癒され、仕事に集中できる」と好評だ。
事務所の一角には、マンションの玄関やベランダを模したモデ62-4-2ルルームを作って独自に開発した工法・工具を常時展示している。管理組合役員の見学会にも活用し、理解しやすいと、こちらも評価が高い。
こうしたユニークな社風の協立技研だけに「当社は提案型の会社です」と小原英昭専務。毎週行う営業会議では、目標数字の追及は一切なく、一人ひとりの営業マンに1週間で起こったことや困っている問題を聞きだし、会議に参加している社員が意見を出し合いながら、対策を検討。全員一丸となって速やかに問題に対処していけるような雰囲気を作っている。
小原専務によると、「各種会議で出てきた問題や提案は宝の山と考え、これらを解決する手段としての工法や工具の開発を営業企画室という部門が担当して実用新案や特許取得に力をいれている」のだという。
このため、多数の実用新案を取得し、特許出願中案件もあるそうだ。
例えば、足場を組み立てる際、コンクリートにアンカーを打ち込むが、金属探知器メーカーとタイアップして、小型で手軽に持ち運びができ、確実に鉄筋の位置を探知し、躯体に無駄な穴を開けずにアンカーの位置を特定できる金属探知器を製作。全現場の足場組立時に探知機使用を義務付けている。
「今後も独自の視点を大切に、さまざまな提案でお客様の建物を守っていきます」と小原専務は話している。
(大規模修繕工事新聞No.62)

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