「大規模修繕工事新聞」は、一般社団法人 全国建物調査診断センターが発行するマンションの適正な管理に役立つ管理組合向けのフリーペーパーです。首都圏、関西圏の約30,000の管理組合に直接、無料で発送しています。また、同じ内容のメルマガ版は登録いただいた方に無料配信しています。当HPでは、「大規模修繕工事新聞」の過去から現在に至るまで、全ての記事を収録していますから、マンションの大規模修繕工事に関する情報やマンション管理組合に関する情報を左下の検索窓からキーワードを入れるだけで必要な情報を得ることができます。

違法駐車に迷惑しています。対策はありますか?

62-14-1

 

 

Q17 違法駐車に迷惑しています。対策はありますか?

62-14-2

 

 

取り締まる管理組合の姿勢を周知徹底する
違法駐車の問題には、①駐車場が不足している、②来客用駐車場がない、③マンション内に私有地があって警察が介入しにくいなどといった原因があると考えられます。
ただし、一番の問題点はマンションの居住者が自分たちのマンションの変化や環境に関心が低いことで、こうしたマンションでは居住者以外の人が車を駐車したり、不法に捨てたりするケースもみられるようです。
対処法としては、違法駐車を取り締まる管理組合の姿勢を周知徹底させることに尽きます。違法駐車を放置することによって、住民同士が関心のないマンションであるとみられることは必然で、車上荒らしに限らず、空き巣や痴漢、落書きなどの犯罪を招く恐れもあります。
違法駐車予防として管理組合が取り組む例は下記のとおり。
・広報誌で啓発する
・来客用駐車には駐車許可書を発行する
・禁止看板、規制看板を設置する
・来客用駐車は予約制とする
・駐車禁止エリアを設け、表示する
・ロボットゲートを設置する・駐車しにくいようにプランター等を置く
・夜間・休日などに見回りをする
・違法駐車には警告票を挟み込む

一時利用等の駐車スペースや来客用駐車場の新設をする場合は、理事会や専門委員会を設置して十分な案を検討し、総会に提案し、議決をします。専有部分の使用に特別な影響を及ぼす場合は、その専有部分の所有者の承諾が必要です。
さらに総会決議は過半数ではなく、形状変更や規模によって特別決議を要する場合もあります。
駐車スペースの新設は、周辺の住戸に影響が出ます。
騒音や臭気、人の出入り、安全性などで、影響を与える可能性のある住戸には配慮が必要です。また建設時の近隣協定等により、新設できないスペースもあります。
昼間に使われていない駐車場を、利用したい人の駐車スペースとしている例もあります。
昼間の不在スペースを調査・把握して居住者にニーズに合わせて制度化するのですが、この場合、駐車許可証をフロントガラスの内に置く、部屋番号や連絡先・利用予定時間を明記するなど、トラブルのないようにきちんと管理をする体制の構築が大切となります。
<参考文献>
『新・マンション管理の実務と法律』
齊藤広子、篠原みち子、鎌野邦樹/著
日本加除出版㈱/発行
A5判・316ページ・定価2,800円(税別)


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA