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救えなかったか、大阪2幼児遺棄事件

yomoyamahanashi救えなかったか、大阪2幼児遺棄事件

NPO日本住宅管理組合連合会機関紙「アメニティ(集合住宅管理新聞)」第337号(2010年10月5日付)の論談より抜粋

この夏、胸をいためる事件が起きた。大阪・西区の繁華街にあるマンションで、3歳と1歳の姉弟が23歳の母親に遺棄され死亡した。部屋の中はごみの山、台所に包丁など調理用具は何もなく、小さな冷蔵庫は空っぽ、幼児の手の跡が扉の内側に無数に残っていた。(中略)
マンション住民から3月から5月にかけ、ママ、ママと叫ぶ激しい泣き声がするなど数件の通報が児童相談所にあった。
児童相談所職員は、3回ほど現場に来たが、母親あての手紙を郵便受けにいれるなどで、直接親に会っていない。マンション住民は、管理会社に頼んだほうが早いと、掃除の女性に依頼するが、部屋を管理
する別の管理会社は、「建物の管理会社から幼児の泣き声を聞いたという苦情はまったく聞いていない」と話しているという。
マンションは分譲80戸、ワンルームタイプが中心で、事件の部屋は所有者から母親の勤める風俗店が借り受け、母親と幼児の3人で住んでいた。(中略)
幼児は何週間も食事を与えられず、クーラーもない猛暑の部屋で亡くなっていた。(中略)

マンションは鍵ひとつで住める、隣近所との面倒な付き合いを避けられる、という側面をあわせもつが、ここはひとつ、住民同士で隣近所に関心を持ち、助け合う「近助」をつくり直すことを考えたい。異
変を知ったら、勇気をもって隣のドアをどんどん叩こう。
お役所の一片の要請を頼みとするより、「近助」のほうが大事ではないか。(NPO日住協論説委員会)

(大規模修繕工事新聞 第11号)


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