一般社団法人日本マンション学会は6月11日、千葉・浦安の明海大学でシンポジウム「東日本大震災によるマンションの被害実態と対処方法~阪神淡路大震災の教訓を踏まえて~」を開いた。
当日は、約300人が参加。浦安市の松崎秀樹市長が被災状況を写真を使って報告し、管理組合に補修費用の補助制度を設置する(1ページ参照)など行政の取り組みを紹介した。
また、東日本からはマンション管理支援ネットワークせんだい・みやぎの事務局・泉清隆氏らが被害の実態を報告。創価大学の黒木松男教授が地震保険の課題について解説した。
日本マンション学会としては、被災マンションの課題と政策提言について、東日本大震災特別調査研究委員会・折田泰宏委員長(前学会会長)が緊急提言を行った。
(大規模修繕工事新聞 第19号)2011-07