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全建センター「本音セミナー」 大規模修繕100組合の教訓から学ぶ事例研究と考察についてパート2・開閉式パーテンションの紹介

 パーテンションの改造
 パーテーションのレバーを下げると扉が外れやすくなる
 パーテーションが下がったら、手や足で楽に扉を倒すことができる
 きれいに外れるので板の破片や割れた小口でケガをする恐れもない
 全国建物調査診断センターは7月23日、東京・京橋の住宅あんしん保証本社会議室で第31回本音セミナーを開きました。㈱リノシスコーポレーション(1級建築士事務所)の佐藤成幸専務が講師を務めた「大規模修繕100組合の教訓から学ぶ事例研究と考察についてパート2」から、その一部を掲載します。
 今回は超高層タワーならではの大規模修繕工事時に使用される仮設として、開閉式のパーテンションについて紹介します。

<構成:編集部>

 

超高層タワー型マンション事例②

パーテンションの改造

 バルコニーにあるお隣との隔て板(パーテーションボード)です。ほとんどのマンションでは避難経路になっていまして、「非常の際は蹴破って隣に移動してください」というようなステッカーが貼ってあります。

この板に体重をかけるとバリンと割れて、横に移動ができるというものなんですが、実はこうしたパーテーションの下側をくぐり抜けるよう改造して、工事の際に効率的に横移動ができるようにしてみてはどうかと発想して、開発した商品が「LNパーテーション」です。

超高層の事例と書いてあるんですが、施工作業に関してもバルコニー側では床の塗装など横移動する必要があるんですね。例えばゴンドラへの乗り込み、足場への出入りでも、横移動を簡単にできたほうが作業が効率よく、品質よくできる。このような発想からここのパーテーションを下側だけでも―セキュリティーは担保した上で―くぐり通しにして、工事期間中だけでも横移動が安易にできれば工期短縮・コスト削減効果が期待できるのではなか、このような特性を持って開発されました。

LNパーテーションは専用の鍵で開閉するため、工事時間外でのセキュリティーを確保しています。

◆従来のパーテーションとの比較

高齢の女性が従来のパーテーションを蹴破る実験をしたところ、通り抜けられる穴が開くまで計18回蹴飛ばさなければなりませんでした。さらにボードの破片や割れた小口でケガをする恐れもあります。

LNパーテーションはレバーを下げ、パーテーションを押すと扉が倒れます。広い開口部が確保できるので、ケガの心配もなく避難することができます。

 

※写真はナカ工業株式会社ホームページより抜粋引用

LNパーテーションは特許:第5660568号、意匠登録:第1433499号を取得

商品に関する問い合わせは
 野口興産㈱リニューアル事業部 ☎03-3994-5627

(大規模修繕工事新聞94号)


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