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国土交通省 /平成25年度マンション総合調査

長計の期間「30年」「30年以上」で5割超

国土交通省は4月23日、平成25年度マンション総合調査の結果を発表した。マンション管理に関する施策の検証、提示を行うための基礎的な資料を得ることを目的として5年ごとに実施している。
調査時点は平成25年12月。公益社団法人マンション管理センター登録管理組合名簿より無作為抽出し郵送配布した。配布数3,643管理組合、有効回収数2,324管理組合、回収率63.8%(管理組合向け調査)。
※国土交通省のホームページに詳しいデータが掲載されています。

54-04-1①長期修繕計画の作成状況

◆長期修繕計画を作成している管理組合の割合は89.0%と、前回調査と同値である。

54-04-2②長期修繕計画の計画期間

◆「26 ~ 30年」が?35.4%と最も多く、次いで「31年以上」が?21.8%である。
計画期間の平均は26.0?年。前回調査と比べて2.2年長くなっている。

 

 

54-04-3③計画修繕の平均実施時期(年)

◆ 「外壁塗装等(躯体、塗装、タイル等)」の平均実施時期は11.8年で、実施時期は「11 ~ 12年目」が12.7%と最も多い。「鉄部塗装等」は8.7年で、実施時期は「5~6年目」が17.1%と最も多かった。「屋上防水」の平均実施期間は11.5年、「給水設備」の平均実施時期は13.7年、「排水設備」の平均実施時期は14.8年となっている。「これまでに計画修繕工事は実施したことがない」は20.0%あった。

 

54-04-4④計画修繕工事実施時の検討方法(重複回答)

◆「専門委員会等の組織は作らずに理事会が中心となって検討した」が49.2%、「理事会とは別に専門委員会等を設け、そこが中心となって検討した」が37.4%、「建築士等の専門家に依頼した」が16.4%となっている。?
総戸数規模別にみると、規模が大きくなるほど、専門委員会が中心となって検討する割合(「301 ~?500戸」73.2%、「501戸以上」68.3%)が高く、小・中規模(「20戸以下」から「51 ~ 75戸」まで)は6割が委員会等の組織は作らずに理事会が中心となっていた。

54-04-5⑤計画修繕工事実施時期の工事費調達方法(重複回答)

◆「修繕積立金」が75.8%(不明を除くと98.4%)と最も多く、次いで「借入金(民間金融機関)」が5.4%(不明を除くと7.0%)、「借入金(公的金融機関)」が4.8%(不明を除くと6.3%)となっている。?

 

 

(大規模修繕工事新聞 2014-6.5 No.54)

 

 

 

 

 

 

 


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