東日本大震災で起きた福島第一原子力発電所事故の影響から2012 年1月、福島県二本松市の賃貸マンションの1階の室内で、 最大1.24マイクロシーベルト /時の放射線量が測定された。
床下のコンクリートにセシウムが混入していたことが原因だったという。
しかし放射能汚染の問題は福島だけのことではなく、千葉北西部や埼玉、栃木、茨城の一部地域にも及んでいる。
こうしたことから、 地域的に年間追加被ばく線量1ミリシーベルト以上である地域を国が「汚染状況重点調査地域」とし 、その指定を受けた市町村では除染計画を策定・実施している。
マンションでも放射線量が高い土だまりの除去を行っているところが多い。普段の清掃活動の延長でできる 軽作業だが、1 度の除染で終わるわけではない。放射性物質が再度積もってくるからだ。
放射能汚染問題はまだまだ続いているのである。
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