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塗料による外壁クラック補修工法『アレスクラックホルダー』

塗料による外壁クラック補修工法『アレスクラックホルダー』

―穴埋め不要、ひと手間省けて工費も節減―

関西ペイントから新発売

従来のクラック補修工事(下地補修工事)の工法は、クラックの幅に応じて①フィラー擦り込み(刷毛引き)工法〔原則0.3㎜未満のクラック〕や②Uカット(Vカット)シーリング工法〔0.3㎜以上のクラック〕が採用されてきました。
①フィラー擦り込み工法は、クラックに充填材を「擦り込む」工法ですが、単に「穴埋め」にすぎないことから、挙動するクラック(ワーキングクラック)に施工した場合、その挙動の影響で仕上げ面(塗装面)にクラックの再発が現れることも少なくありません。
②Uカットシーリング工法は、ワーキングなクラックに沿ってU字の溝を掘りシーリングを打設する工法です。
「クラックに対しシーリング目地を新たに設ける」という工法で、クラックからの浸水防止を目指します。
シーリング打設部の意匠性を回復する(平滑化)ため、モルタル左官仕上げを併用する場合は躯体に潜在するクラックの挙動の影響が施工後の仕上げ面に表出する等の懸念点がありますが、問題なしという結論が出ています。


そして、上記の従来工法をより進化させた新世代工法が、アレスクラックホルダー工法です。
ラック補修工法として、ワーキングクラック上に弾性防水層を架橋形成することで、①防水効果を発揮す
るだけでなく、躯体・下地の挙動が仕上げ塗装面に達することを遮断し、②クラックの挙動により再び仕
上げ面に割れが発生することを防止する工法といえます。

 

〈表〉「アレスクラックホルダー」標準施工仕様
〈表〉「アレスクラックホルダー」標準施工仕様
クラックが建物を侵食している施工前
クラックが建物を侵食している施工前
クラックに充填材を「擦り込む」工法
クラックに充填材を「擦り込む」工法
弾性防水層を架橋形成することで防水効果、割れの発生を防止する
弾性防水層を架橋形成することで防水効果、割れの発生を防止する

(大規模修繕工事新聞 2013-8.5 No.44)

 

 

 

 

 

 

 


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