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会社探訪/小野工建

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マンション大規模改修工事専門業としては、京阪神地区のパイオニアである同社。その経営理念はサービス(誠実)・スピード(迅速)・セイフティ(安全)の3S精神とし、顧客(マンション管理組合)の資産価値向上と住生活環境の改善に努めることとしている。
近年では改修専門業のリーディングカンパニーとして耐震補強工事にも着手。マンションの状態や住民に配慮して最適な工法で施工している。
代表的なものが枚方市・労住まきのハイツ管理組合法人(築1975年・4棟・380戸)で行った鋼版パネル耐震壁補強工法。
以下3つの条件で耐震補強施工計画を進めた。
1. 意匠的に外観を損ねてしまう枠付鉄骨筋交補強は使わない。
2.工事費も修繕積立金の範囲内に抑える。
3. 制約が多く結果的にコスト高になる自治体の補助金は使わない。
住空間として圧迫感のある鉄骨ブレース(一般的にベランダなどで見られる鉄筋筋交)は使用せず、中間層数層に鋼版パネルを設置することで国の目標IS値0.6の1.3倍にあたる0.8を超えるよう設計。高コストである鉄骨ブレースを避けることで工事費も廉価になり、また関西地区では補助金制度に鉄骨ブレースを使用する制約や条件などがあることから制度の申請を見送った経緯がある。
設計は阪神・淡路大震災時の建替え施策(スクラップアンドビルド)に対抗した関西大学・西澤英和教授。鉄骨構造学や耐震工学などが専門で、そこに住んでいる住民がいることを思い、既存の建物を簡単に無くしてはいけないと主張した教授である。
また、小野工建ではデジタル・サイネージ(電子掲示板)による居住者用の工事状況情報のオリジナルソフトを開発。アニメや動画で子どもも理解できるような工事の流れ、作業の様子を工事物件ごとに設置する。洗濯物が干せる情報はもちろん、昼間はマンションにいない勤め人などがパソコンやiPadで作業中の工事写真をみることができるなどの対応をしている。
こうして管理組合や居住者の立場で提供する工事を提供することで信頼と実績を積み重ねているのが「小野工建」である。(大規模修繕工事新聞 第63号)

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