「大規模修繕工事新聞」は、一般社団法人 全国建物調査診断センターが発行するマンションの適正な管理に役立つ管理組合向けのフリーペーパーです。首都圏、関西圏の約30,000の管理組合に直接、無料で発送しています。また、同じ内容のメルマガ版は登録いただいた方に無料配信しています。当HPでは、「大規模修繕工事新聞」の過去から現在に至るまで、全ての記事を収録していますから、マンションの大規模修繕工事に関する情報やマンション管理組合に関する情報を左下の検索窓からキーワードを入れるだけで必要な情報を得ることができます。

コンサルタント紹介/澤田博一さん

01-1001-12「管理組合力」を高め、組合主導の建物管理を

 

—現状のマンション管理について思うことは
「管理組合力」とでも言いましょうか、管理組合の能力格差が拡大していると思います。
問題解決は人と人とのつながり、コミュニケーションによってなされますが、コンサルタントがお手伝いをしようと思っても砂漠に水、コンサルタントを前に仲間うちでもめる管理組合もあります。コンサルタントを上手に使えるかどうかは管理組合次第。「工事はなんとかできたけど、今後大丈夫なの?」という管理組合も多い。
管理組合主導で上手にコンサルタントを利用し、よりよいコミュニティーを形成するマンションと、そうでないマンションの格差はどんどん拡大していると思います。
— 「管理組合力」のないマンションはどうしたらいいのか
管理組合内部でよきリーダーの出現が待たれます。リーダーだけでなく、補佐役も必要でしょう。お助け隊が必要といわれても、われわれ弱小コンサルタント事務所では多くの管理組合への対応ができません。公的機関等が管理組合の意識の底上げをしてもらいたい。目覚めてほしいと思います。管理組合が主導で建物管理をしていかないと。
—技術者としての見方は
会社の方針として、「過剰修繕」はしないということを第一に考えています。
1回目から塗膜の全面剥離をするなどという工事例がありますが、それはオーバースペックです。設計者は自己の独りよがりを自戒しなきゃいけない。大切なのは費用対効果です。
一部分に特殊な商品や施工を用いて高度な工事を行っても、現場が施工についていけないケースがある。弱いところが残り、工事周期のバランスが崩れてしまう。次の工事のこと、その先のこと、トータルに考えて何がこのマンションの維持管理に合理的なのかを提案するようにしています。
—最後に
リフォーム市場は今後も底堅く推移していくでしょう。このため、多くの新規企業が参入してきています。
しかし、管理組合からみて安ければいいという価値観は危険です。特にコンサルタントを雇って工事を進めるのであれば、値段だけで施工業者を判断することは避け、適切な建物管理に目を向けてほしいですね。

●会社概要
有限会社建物診断センター
東京都千代田区外神田1-1-5 昌平橋ビル3階
☎03-6912-1131 FAX FAX03-6912-1132
E-Mail: tsc@aqua.famille.ne.jp
URL: www4.famille.ne.jp/~tsc
●主な業務内容
( 1)長期修繕計画策定・見直し(2)建物調査診断(3)設備調査診断(4)建築の修繕設計・工事監理(5)設備の修繕設計・工事監理
●過去3年間の業務実績
2009年度 15物件88棟3,373戸10店舗
2008年度 19物件78棟3,325戸13店舗
2007年度 11物件22棟1,717戸13店舗

(大規模修繕工事新聞 第01号)


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