改修工事で大事なのはお客様とのコミュニケーション能力
改修工事は新築とは異なり、住みながらの工事のため、「お客様とのコミュニケーション能力が必要」というのが同社の方針。
現場代理人になるためには、工事部独自の社内講習や社内試験を通過しなければならない。それに合格しなければ、社内での現場代理人としての資格が得られないという。
現場代理人には一級建築士や一級施工管理技士などの有資格者をあてているため、「資格プラスα」が求められているわけだ。
資格取得の学校・講座には会社が積極的に補助をして、社員に資格取得を奨励。その後に社内試験や定期的な講習会を受ける体制があって、同社の現場代理人の「完成」となる。
本社内には150人収容できる大会議室があり、社内・外のスタッフを集めて講習会を開くことができる。中小会議室では、頻繁に営業と現場のコミュニケーションが図られている。協力会社への研修などにも使われる。
竹内豊千社長はいう。「住みながらの仕事はどれだけコミュニケーションを取れるかで決まる。人の話を聞いて自分でものを考えていくと、お客がどう感じているのか、ならばどういう行動をすればよいのかがわかる。最終的には技術だけではなく、人間的魅力です」。
(大規模修繕工事新聞 第08号)