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File Data. 81 東京・港区/秀和第2 田町レジデンス管理組合

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第1回大規模修繕後の対応を評価
同じ施工会社に2回目を指名発注

近代的なビジネス街を抜け、東京湾の埋立地に立地する129戸のマンション。南欧風の青いレンガ屋根、独特の白い塗り壁、特徴的なバルコニーの黒い鉄製柵は「秀和レジデンス」シリーズの代名詞といえるものだ。
15-10-70-8 現在行っている大規模修繕工事は2回目。1回目もヨコソーが平成9年に施工を担当し、エントランスを自動ドアに変更したり、共用廊下の手すり壁の上に笠木の設置等を施した。また大規模修繕工事後も鉄骨階段浸入防止、エントランス床貼替・エントランス照明交換、鉄骨階段床防水などの工事も行うなど管理組合と施工会社の信頼関係は深い。
1回目の工事後の定期点検やアフターメンテナンス、不具合が生じた時または日頃の対応などの高い評価から、2回目の大規模修繕工事については管理会社のレジデンス・ビルディングマネジメントをコンサルタントに据えて、管理組合からの指名発注により再びヨコソーが受注した。
第1回大規模修繕工事で現場代理人を努め、現在の第2回大規模修繕工事を受注した営業担当者は「契約で決まったアフターメンテナンス以外にも、ときに理事長に連絡をしたり、管理会社を通じて部分的なコンクリートの欠損や共用廊下でのハト避け施工などを行ったり、ということが管理組合に認められたのではないか」と話す。
現在の工事の石破文弥・現場代理人は住民対応について、「ドリルを使った音出しなどは工区分けして行うなどの配慮はしています。ただ今回はバルコニーの手すりを交換するので使用禁止期間が長く、洗濯物が干しづらいため住民のご理解が必要なんです」という。「ただ、みなさん協力的で工事中の生活のご不便も話せば理解していただける方ばかりで工事も滞りなく進んでいます」とも。
バルコニーの手すり交換は、「秀和レジデンスシリーズ」の特徴のひとつである黒い鉄製柵をアルミ製にするというもの。立地環境により海風が入り込むため、塗装を繰り返すより交換してしまったほうが経済的という判断だが、独特の格子は同じものがない。そこで「意匠的に少しでも近いものを」と選択にも苦慮した。
現在でも「ヴィンテージ・マンション」として比較的高値で取り引きされる例もあるという秀和レジデンスならではの悩みかもしれない。

(大規模修繕工事新聞 第70号)

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