『マンション法制の現代的課題』
高経年マンションの増加が見込まれる中、今日ではマンション管理や再生の円滑化に向けた行政的手法の整備が進んでいる。区分所有法の大改正も予定されており、マンション法制については、私法(市民の相互間の規律)だけでなく、公法(国民と国との間の規律)の観点も踏まえた横断的な研究が求められている。
本書は、科学研究費助成事業(基盤研究C)のもと、筆者らが「マンション法制研究会」を組織し、①「マンションの出口」(建替えや区分所有関係の解消等)における民事的手法と行政的手法の適切な組み合わせ、②「マンションの出口」で問題を生じさせないためのマンション管理の適正化について、議論を重ねた共同研究の成果をまとめている。
大規模修繕工事新聞179月号(24-11)
『マンション法制の現代的課題』
編著者/篠原永明、吉原知志 発行/日本評論社
サイズ/ A5判上製・312ページ
定価/ 6,600円(税込)
2024年9月30日発売
ISBN978-4-535-52829-1