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東京都のマンション防災関連施策「東京とどまるマンション」の紹介

東京はマンションの数が多く、しかもタワーマンションが増える傾向にあるため、最新の被害想定の上、マンション防災という課題が顕在化している状況になっています。
そこで、一定の災害の対応や準備をされているマンションを登録・公表する制度を創設しました。以前は、LCP住宅という名前でしたが、皆さんが使いやすく、親しみを持てるように「東京とどまるマンション」という名称に変更しました。
災害時に、救援物資が供給されるまでの間、マンションでの生活を継続するためには、日頃からの防災訓練、備蓄等の備えが重要です。
以下、登録の条件、支援制度等を紹介します。


1.登録要件

●ハード対策
停電時でも、水の供給及び1基以上のエレベーターの運転を同時もしくは交互に行える電力供給可能な非常用電源設備が設置されていること
●ソフト対策
<必須事項> 防災マニュアルを策定していること
<選択事項> 年1回以上の防災訓練の実施、3日分程度の飲料水・食料の備蓄、応急用資器材の確保、災害時の連絡体制の整備の うちいずれか1つに取り組んでいること 耐震性を有していることを前提に ハード対策のみ ソフト対策のみで登録可能 耐震性を有していれば ハード対策のみでもソフト対策のみでも登録可能なんですけれども 1つ 欲しい2つ欲しい 三ツ星と3段階の星印により 防災対応力を段階的に ランク分けしています 2点登録の段階表 ランク分けしています 2点登録の段階 表示 1つ星 2 登録の段階 表示 1つ星 ソフト対策の登録 ハード対策 稼働計画 日数 3日未満の登録 2つ欲しい ハード対策 稼働計画 日数 3日以上の登録 ハード対策 稼働計画 日数 3日未満とソフト対策を両方登録 三菱 ハード対策 稼働計画 日数 3日以上とソフト対策を両方登録令和7年3月末現在東京とどまる マンションへの登録は 626件 約9万7000個 令和2年度以降急激に増えていますが ただ ソフト対策だけのマンションが大半を占めており 1つ星が大半というのが現状ですとはいえ なぜ急に登録数が増えたのかというと 東京とどまる マンション 制度には 東京都から様々な支援が受けられるメリットがあるからです うちいずれか一つに取り組んでいること
※耐震性を有していることを前提に、ハード対策のみ、ソフト対策のみで登録可能

耐震性を有していれば、ハード対策のみでも、ソフト対策のみでも登録可能なんですけれども、1つ星、2つ星、3つ星と、3段階の☆印により、防災対応力を段階的にランク分けしています。

2.登録の段階表示

(1つ星)
・ソフト対策の登録
・ハード対策(稼働計画日数3日未満)の登録
(2つ星)
・ハード対策(稼働計画日数3日以上)の登録
・ハード対策(稼働計画日数3日未満)とソフト対策を両方登録
(3つ星)
・ハード対策(稼働計画日数3日以上)とソフト対策を両方登録

令和7年3月末現在、東京とどまるマンションへの登録は626件約9万7千戸。令和2年度以降、急激に増えていますが、ただ、ソフト対策だけのマンションが大半を占めており、
1つ星が大半というのが現状です。
とはいえ、なぜ急に登録数が増えたのかというと、東京とどまるマンション制度には東京都からさまざまな支援が受けられるメリットがあるからです。


3.補助概要
「東京とどまるマンション」に登録したマンションを対象に、防災備蓄資器材の購入費用の一部を補助します。町会等と合同で防災訓練を行う場合に補助率等を引き上げます。

 

 

 

 

●補助の対象となるもの防災備蓄資器材の購入に係る経費(飲料水・食料は対象外)
(例)発電機、簡易トイレ、防災キャビネット、給水タンク、炊き出し器など

 

 

 

 

マンホールトイレ整備促進事業については、テント・便座などの上部構造物は対象外。200以上の雨水貯留タンクや水源の設置が必要です。
エレベーター閉じ込め防止対策促進事業は、エレベーターのリスタート運転機能や自動診断・仮復旧機能を設置する費用の補助で、耐震改修・戸開走行保護装置・地震時管制運転装置は対象外となります。

支援制度一覧
防災備蓄資器材の補助
⇒//www.mansion-tokyo.metro.tokyo.lg.jp/kanri/02lcp-touroku/02fukyusokushin.html 3補助 概要 東京 とどまる マンションに登録したマンションを対象に 防災備蓄資機材の購入費用の一部を補助します 懲戒 等と合同で防災訓練を行う場合に 補助率等を引き上げます 補助の対象となるもの 防災備蓄資材の購入にかかる経費 飲料水 食料は対象外 0 発電機 簡易トイレ 防災キャビネット 給水タンク 炊き出し機など マンホールトイレ整備促進事業については テント 便座などのウェブ構造物は対象外 200以上の 雨水処理タンクや水源の設置が必要です エレベーター閉じ込め防止対策促進事業は エレベーターのリスタート マンホールトイレ整備促進事業については テント 便座などのウェブ構造物は対象外 200以上の雨水貯留タンクや水源の設置が必要です エレベーター閉じ込め防止対策促進事業は エレベーターのリスタート 運転機能や自動診断 仮復旧機能を設置する費用の補助で耐震 回収 ご回送 保護装置 受診時 完成 運転装置は対象外となります
蓄電池・発電機・浸水対策の補助設置工事を伴うもの
//www.mansion-tokyo.metro.tokyo.lg.jp/kanri/02dounyuu-sokushin.html
給排水管点検調査の専門家派遣
//www.mansion-tokyo.metro.tokyo.lg.jp/kanri/02kyuuhaisuikan.html
エレベーター閉じ込め防止対策の補助
//www.mansion-tokyo.metro.tokyo.lg.jp/kanri/02lcp-touroku/02elevator.html
マンホールトイレの補助地中の構造物・タンクなど
//www.mansion-tokyo.metro.tokyo.lg.jp/kanri/02lcp-touroku/02manhole.html


東京とどまるマンション普及促進事業
//www.mansion-tokyo.metro.tokyo.lg.jp/kanri/02lcp-touroku/02fukyusokushin.html

大規模修繕工事新聞 2025-7月 187号