月刊「大規模修繕工事新聞」は、一般社団法人 全国建物調査診断センターが発行するマンションの適正な管理に役立つ管理組合向けのフリーペーパーです。コロナ過を契機に発行形態を紙媒体から全面的に電子版に移行いたしました。それにともない、これまで首都圏、関西圏のみの発行でしたが、ネット配信の強みを生かし、全国規模に拡大しました。当HPでは、「大規模修繕工事新聞」創刊から現在に至るまで、全ての記事をアーカイブ収録していますから、マンションの大規模修繕工事に関する情報やマンション管理組合に関する情報を右の<記事検索>にキーワードを入れるだけで表示させて、必要な記事を読むことができます。今後とも、マンション管理組合さまのお悩みに寄り添い適切な情報をお届けしてまいります。

マンション改修用 薄型Low-E複層ガラス「ペアスマート」

AGC旭硝は今年2月から、マンション改修用薄型Low-E複層ガラス「ペアスマート」の販売を開始しました。従来の1枚ガラスを既存のサッシをそのまま使用しながら、遮熱性、断熱性に優れた複層ガラスに改良できるという商品です。
室内の温度を夏も冬も快適に保つポイントは、外気に直接触れる窓ガラスの性能によります。特殊金属膜を施したLow-E複層ガラスは、夏は遮熱効果、紫外線カット、冬は断熱効果を発揮。カビやシックハウスの原因となる結露も低減されます。
また、ガラスとガラスの間に断熱性に優れたクリプトンガスを封入。ガラスには特殊金属膜(Low-E膜)をコーティングし、省エネルギー性能を高めています。
施工は1窓あたり30分~1時間程度。既存枠を取り外し、サッシを解体して中身のガラスを入れ替えます。

マンション標準管理規約(第22条)によると、各住戸の窓ガラスは共用部分であり、管理組合の責任と負担で計画修繕を実施するとしています。ただ、省エネ性能向上や結露によるシックハウス問題など、緊急・重大な必要性がある場合は、管理組合が定めた細則によって区分所有者の責任と負担で工事ができるとしています。
とはいえ、施工性、経済性等を考慮すれば、戸別での工事より管理組合の責任で計画的な工事をするほうが望ましいといえるでしょう。
(大規模修繕工事新聞 第80号)