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管理組合のおカネにまつわる話④「支出を減らす方法」(損害保険料編)

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知らなきゃ損するマンション管理入門
管理組合のおカネにまつわる話④「支出を減らす方法」(損害保険料編)
「支出を減らす方法」の2回目ですが、「支出を減らす」というより「支出を抑える」といったほうが理解しやすいのが今回の④損害保険料です。

損害保険は、マンション総合保険を取り扱う大手損保会社が築年数別の料金体系を導入し、15年ないし20年以上のマンションの保険料が大幅な値上げとなりました。
ところが、そんな中、損保会社から送られてきた保険証券をそのまま封筒も開けずに後生大事に保管している管理組合はたくさんあります。「管理会社お任せ」の管理組合がおおむね当てはまりますが、何のために保険料を支払っているのでしょうか?
保険証券を開き、補償内容を確認した上で、基本契約以外の項目は必要あるかないかを検討するなど、保険の勉強会を開いてはいかがでしょうか。
保険料を支払っているのに、知らなかったので自費で払ってしまったなんてケースは多くあるのです。
マンション保険が適用される事故は下記の通り。
1.火事・爆発?
2.自然災害(台風・落雷・風水害・雪災・雹災)??
3.地震??
4.漏水??
5.機械設備・共有部分の設備等の事故?
6.施設の破損
7.第三者に対する損害賠償事故
8.管理組合対居住者又は居住者同士の損害賠償事故 など

この中で、最も事故対応が多いのが漏水。高経年マンションの料率が上がったのも、漏水による保険金支払いが多いためといわれています。
一方、失火見舞い費用、火事で宿泊する際などの臨時費用などは検討に値すると考えられます。

保険の掛け方について、再調達価額割合を100%に設定しているマンションも未だに2割以上あるようです。マンションで全戸被害にあった大火災などは過去にありません。近年60%が一般的です。
また、地震保険基準料率も全国平均15.5%(東京都、神奈川県、千葉県は20%、埼玉県は30%)に引き上げられ、今年7月1日の保険契約より適用されることになりました。
いずれにせよ見直し・把握(理解)・検討は必要といえます。

積立金会計についても、適正な改修サイクルによる計画修繕の見直しを行うことによって支出の削減につながります。
修繕の目的や効率的な改修・工法が管理組合の利益につがなることになります。
管理組合にとって得とは何か―それこそが管理組合とおカネを語る上での前提になることを忘れないでください。

(大規模修繕工事新聞 2014-2.5 No.50)


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