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子どもの転落事故/消費者庁が注意喚起

消費者庁は9月4日、ニュースリリースとして「窓やベランダからの子どもの転落事故にご注意ください!―網戸に補助錠を付ける、ベランダに台になる物を置かない等の対策を―」を公表し、子どもの保護者へのアドバイスを発信。国土交通省の関連団体へ、注意喚起の周知の依頼がありました。
同庁消費者安全課によると、窓やベランダからの子どもの転落は夏から秋にかけて、3~4歳の子どもの事故が多く発生しているといいます。「子どもを事故から守る! PROJECT」の一環として、注意喚起を呼びかけているとのことです。


厚生労働省「人口動態調査」、東京消防庁「救急搬送データ」および医療機関ネットワーク事業の事故情報を消費者庁で分析したところ、下記のことがわかりました。
・ 窓を開けたり、ベランダに出る機会が増えたりする夏頃から転落事故が増加
・子ども中でも3~4歳の転落事故が最も多い
・ 2階からの転落でも入院が必要な中等症と診断されている事例が多い
・ 窓が開いた部屋で子どもだけで遊んでいて発生する事例が多い


 

転落事故の事故事例
【事例1(保護者は別室にいて子どもだけ、網戸に寄りかかる)】
保護者は3階の部屋を掃除していた。子どものいる寝室の窓を開けて網戸にしていたら、子どもが網戸を背に腰かけて寄りかかり、網戸が外れて墜落。落ちていくところを保護者が目撃。5m下のコンクリートに落ち、全身打撲、肝損傷の疑いで約2日間の入院。窓は床から60cmの高さで、窓枠に10cm程度の奥行きがあり、子どもが座れる状態になっていた。(令和元年11月、7歳、中等症)
【事例2(足場になるものに登る)】
自宅2階のソファによじ登り、窓から網戸を突き破り3m下の芝生に網戸ごと転落した。来院時は明らかな外傷は見られなかったが、経過観察のため入院。(平成27年8月、1歳、軽症)
【事例3(保護者は別室にいて子どもだけ、窓が開いていた、足場になるものに登る)】
保護者が1階のキッチンで夕食の支度をしていたところ、庭で大きな音がして、子どもの泣き声が聞こえたため、見に行くと、座って泣いていた。背中に土がついており、2階ベランダから転落したと思われる。全身打撲などの重症を負い、3日間入院。ベランダへの窓は開けて網戸にしていた。高さ90cmの柵には床から50cmの位置に飾りがあり、足をかけて登ることができた。(平成29年8月、4歳、中等症)
【事例4(ベランダで見送り)】
家族を見送るために、ベランダ手すりの鉄棒を前回りのときのようにつかまっていたところ、前のめりになって、1階の自転車置場のコンクリートに落ちた。(平成27年10月、5歳、中等症)
【事例5(店舗天窓の上で遊んでいて、ガラスが割れる)】
店舗屋上の天窓(ピラミッド型の採光窓)の上ではねて遊んでいたところ、天窓のガラスが割れてしまい、約5m下の店舗廊下に落下。左側頭骨骨折、左耳介後部裂創、両肺挫傷、右腸骨骨折を受傷。びまん性脳損傷の疑いもあり、集中治療室での経過観察が必要のため入院。(平成30年10月、8歳、重症)

(大規模修繕工事新聞 130号)