月刊「大規模修繕工事新聞」は、一般社団法人 全国建物調査診断センターが発行するマンションの適正な管理に役立つ管理組合向けのフリーペーパーです。コロナ過を契機に発行形態を紙媒体から全面的に電子版に移行いたしました。それにともない、これまで首都圏、関西圏のみの発行でしたが、ネット配信の強みを生かし、全国規模に拡大しました。当HPでは、「大規模修繕工事新聞」創刊から現在に至るまで、全ての記事をアーカイブ収録していますから、マンションの大規模修繕工事に関する情報やマンション管理組合に関する情報を右の<記事検索>にキーワードを入れるだけで表示させて、必要な記事を読むことができます。今後とも、マンション管理組合さまのお悩みに寄り添い適切な情報をお届けしてまいります。

あんしん大規模修繕工事瑕疵保険・2020年度931棟が瑕疵保険に加入 申込件数5年間累計4,362棟、総累計は6,400棟超

 住宅瑕疵担保責任保険法人・㈱住宅あんしん保証は今般、自社が取り扱うあんしん大規模修繕工事瑕疵保険について、これまでの申込件数をとりまとめました。これによると2016年度から2020年度までの5年間の累計申込
件数は4,362棟、2020年度の1年間では931棟でした。瑕疵保険の販売を開始した2010年8月以降、年々増加しており、総件数は6,400棟超になりました。

 工事は人が行うものであり、何事も100%ではありません。工事後のトラブルなどを想定すれば、あらかじめ工事会社に瑕疵保険に加入してもらい、その保険で補修費用をカバーするほうが工事会社との関係もスマートにな
るといえそうです。
 2020年度の申込件数931棟のうち、加入意思(主に誰の提案で加入したか)を調べたところ、「設計事務所/設計コンサルタント」によるものが62.6%で最も多くありました。設計監理業務を受託する場合、管理組合との協議の
中でリスクヘッジの観点から保険の加入を推奨するケースが多いようです。
 理事会や修繕委員会から保険加入を工事会社に依頼しているケースも増えており、「管理組合」が23.2%で2番目に多い回答でした。インターネットの普及等により、独自に情報を収集する傾向が増加の背景にあるようです。
 管理組合へのアドバイスとして住宅あんしん保証の柄から澤航太氏は「瑕疵保険は任意の保険であり、万能ではありませんが、保険加入については少なくとも議題にだけでもあげて検討してほしい」と話しています。また、大規模修繕工事は多額の費用がかかり、理事長等が一定の責任を負うことにもなるので、検討した内容については議事録等に残すことを奨めています。

 2016年度から5年間の「あんしん大規模修繕工事瑕疵保険」申込件数は4,362棟。瑕疵保険制度がはじまった010年度以降では総数6,400棟に及ぶ

 加入意思とは、主に誰の意思(提案)で加入に至ったかを知り得る範囲で集計したもので、この内訳では設計事務所/設計コンサルタントが62.6%で最も多かった。

 

大規模修繕工事新聞 140号


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