「大規模修繕工事新聞」は、一般社団法人 全国建物調査診断センターが発行するマンションの適正な管理に役立つ管理組合向けのフリーペーパーです。首都圏、関西圏の約30,000の管理組合に直接、無料で発送しています。また、同じ内容のメルマガ版は登録いただいた方に無料配信しています。当HPでは、「大規模修繕工事新聞」の過去から現在に至るまで、全ての記事を収録していますから、マンションの大規模修繕工事に関する情報やマンション管理組合に関する情報を左下の検索窓からキーワードを入れるだけで必要な情報を得ることができます。

本当にあった工事の怖い話④

全国建物調査診断センターと建物修繕技術協会は3月23日㈰午後1時30分から、東京・京橋で管理組合役
員勉強会「役員さん、大規模修繕工事の備えは十分ですか?」を開きました。ここでは第1部の「大規模修
繕工事事例特集~本当にあった工事の怖い話、嬉しい話、他~」について、講師の㈱リノシスコーポレーショ
ン(1級建築士事務所)佐藤成幸常務取締役の講演を紙上採録します。

番外「嬉しい話」

7.となりも大規模修繕工事適齢期
物件概要: RC6階建て・1棟・63戸&RC6階建て・1棟・64戸
工  期:4カ月間
経過
別々の隣り合う管理組合の理事が自治会活動で出会い、大規模修繕工事の話になった。このとき、一方の理事長が「一緒に合同の工事にしませんか」と提案。もう一方の理事も「どうせやるなら」と意気投合して、ここに合同工事計画がスタートした。
コンサルタント選定も合同で行い、弊社リノシス・コーポレーションを選択していただいた。弊社は管理組合の趣旨に合わせて、打ち合わせも合同日程、調査や工事監理も日程を調整して集中して行い、合同工事のメリットを生かした。
施工会社も1社に決めて共通経費など、切り詰められる費用を合理的に削減できた。もちろん、総会や工事説明会は個別で対応した。
その後…
コンサルタント費、工事費ともに合理的な経費の削減効果が図れた。別々に工事場合と比較してそれぞれ−20%、−15%だった。

隣の管理組合との小さな競争効果も生まれ、理事の一層前向きな姿勢や入居者の協力が大いに図れた。
そうすると当然、工事中の近隣への気遣いも「お互い様」という関係・環境となり、工事もスムーズに進んだ。その他、工事以外の管理上の問題の情報交換の機会も増え、良いコミュニケーションができるようになったという。

番外「嬉しい話」

8.うちの自慢は大規模修繕工事
物件概要:SRC10階建て・2棟・135戸 工期:6カ月間

経過
歴史のある地域で有名なK市の某マンション管理組合が弊社リノシス・コーポレーションを採用していただいた。
当初、地域性もあるのかどうかわからないが、弊社は管理組合理事から厳しい目で見られていた。
ところがコンサルティングが進むにつれ、弊社への評価が次第にアップ。大規模修繕工事の施工会社選定にあたり、弊社のマネジメントにより、管理組合の意中の会社が期待していた予算内で工事請負を決めると、もうすごい感謝の言葉をいただいた。
聞けば弊社がコンサルタントを引き受ける前に同じ施工会社に声をかけたが、やりたくないと言わんばかりの高額な工事代金を内示されていたらしい。
工事に当たっては弊社の厳しい工事監理で立派な出来栄えで完成した。「思っていた施工会社に頼めてこんなに立派にできて、あれもこれも全部リノシスさんのおかげやわぁ」。
その後…
当の管理組合理事は「大規模修繕工事の出来栄えを見てほしい」「このときの経験を生かしたい」ということから、地域のマンションに「うちの大規模修繕工事は、な」と語って回った。
すると、地域のあちこちのマンションから是非とも説明してほしいとの依頼が来るようになり、このときの理事ら
が中心となり、地域でマンションネットワークコミティーを結成。定期的な会合を継続しているという。

(大規模修繕工事新聞 2014-7.5 No.55)


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA