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関東圏でも広がる外断熱改修

関東圏でも広がる外断熱改修

Sto Japan 東京・中野で工事見学会

年間6関東圏でも広がる外断熱改修万円程度の電気料金削減を期待

H邸の外断熱改修前と後
H邸の外断熱改修前と後

Sto Japan(シュトージャパン)株式会社は今年3月、東京・中野のH邸改修工事施工現場見学会を行いました。関東圏ではまだまだ認知度が低い外断熱改修について体感してもらうことが目的で、デベロッパー、改修工事業者、管理組合が15人程度参加しました。
オーナーは昨年、オフィス・倉庫であった中古案件を購入し、「住宅としてより快適な空間で生活したい」という希望で外断熱改修を採用したといいます。
ただし、当初は「外断熱」については聞いたこともないような状況でした。そこで改修工事での情報取集に取り組み、外断熱について下記のような知識を得てもらいました。

①世界各国で一番使われている工法であること
② 外断熱を行うことによって、建物の寿命を延ばすことが可能であること
③結露を抑制できること
④ 断熱材で建物を包み込むことによって建物が外気温の影響を受けにくいので、夏場涼しく冬は暖かいこと

改修工事に当たり、タイルだと建物のデザインに味がなく、塗り壁がよいというのが設計担当者の希望でした。施工実績から「仕上がり具合がきれいだった」と設計担当者がSto Japanの工法を推薦。オーナーに採用してもらいました。
また、今回の工事では建物正面の段差をなくして「フラットなファサード(建物正面の外観)にしたい」という希望があり、それもSto Japanの工法で解決しました。

デベロッパー、工事業者、管理組合役員など15人が見学に訪れた
デベロッパー、工事業者、管理組合役員など15人が見学に訪れた

EPS断熱材を使用した湿式外断熱工法であれば断熱材の厚みを変えることによってフラットな仕上げが可能となります。
実際に正面は70mmだと凹んでしまう部位は240mmを使用して正面の凹凸をなくしています。湿式外断熱システムは軽量なので建物に大きな負荷をかけることもなく、工事が可能となるのです。
外断熱導入効果については、建物の延命や結露防止のほか、千葉市の類似物件から年間6万円程度の電気料金削減を期待しています。

<工事概要>○工事名:H邸改修工事(仮称)※オフィスから住宅へのコンバージョン工事 ○建設地:東京都中野区 ○構造:RC造地上3階地下1
階 ・築18年 ○建築面積:51.75㎡ ○延床面積:186.3㎡ ○既存外壁部:コンクリート打放の上吹付タイル吹付(弾性防水型)、一部磁器質タ
イル貼り ○改修後外壁部:湿式外断熱システムStoTherm Classic(シュトーサーモクラシック)、1階エントラ

断熱材を施工する前と施工後
断熱材を施工する前と施工後
建物正面の段差を断熱材で埋めたいという希望があり正面は 240mmの断熱材を使用した
建物正面の段差を断熱材で埋めたいという希望があり正面は
240mmの断熱材を使用した

ンス前は仕上げ工事のみ。 ○断熱
材厚:30mm、70mm、240mm(70mm、240mm 部分はジベル併用) ○外壁施工面積:湿式外断熱システム250㎡ 、仕上げ工事56㎡ ○外
断熱改修工事期間:2014年2月~ 4月 ※ジベルとは断熱材を止める断熱ピンのこと。通常は断熱材の接着は専用の樹脂モルタルを使用するが、改
修工事等でコンクリート躯体に確実に断熱材の固定を行うために使用する。改修工事の場合には下地補修を最小限に抑えることができる。

(大規模修繕工事新聞 2014-8.5 No.56)


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