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「リノベーションを通じてハッピーに」/リノ・ハピア株式会社 渡辺清彦代表取締役社長

67-5-1大規模修繕工事の業界は「住まいながら」の工事のため、進取の精神よりも既存の工法を踏襲し、堅固な手法を重視する傾向がある。とはいえ、大規模修繕工事自体が世の中に浸透し、さらに情報化社会が急速に進んでいく中で、いかに他社との差別化を図るかという点も無視できなくなってきている。そんな中、新たな工法・技術を開発し、提案しているのがリノ・ハピアだ。渡辺清彦代表取締役社長に会社の取り組みについて話を聞いた。

 

 67-5-2リノ・ハピアのホームページで「工法・技術」をみると、耐震スリットカッター搭載ゴンドラ「耐・スリ・ゴン」、貼るだけで耐震ドア「アケルくん」、GNSピンネット工法など、多く工法に取り組んでいるようにうかがえます。
「耐・スリ・ゴン」はゴンドラを使い、建物の壁と柱の間にスリット(隙間)を入れることで地震の揺れによる建物崩壊を防ぐ工事です。
当社では先代のころにゴンドラを10台所有(現在はレンタル)していたことから、「慣れている」ということが言えます。ただし、目的は「工事中の居住者のストレスを無くす」ことです。
足場を組み立て、養生シートで覆うと、どうしても圧迫感や眺望の阻害感が生まれます。「工事中であっても足場のない時間を作りたい」―そうした居住者配慮の視点がゴンドラのメリットだと言えます。
「アケルくん」は高価な費用をかけず、しかしながら有事の際の二次被害を止めるための商品です。耐震補強は国が推進していますが、費用がかかるため、特に民間マンションでは遅々として進まないのが現状です。少しでも被害を小さくするためにも何かをしなければならないと考えています。

外壁の工法については?
GNSピンネット工法はタイル落下防止のため躯体から仕上げ材までがっちり固定する工法です。20年を超える実績と実態調査、および学術発表により、15年の剥落保証を確立しました。
居住者の立場で工法やシステムを取り入れ、技術を向上させ、管理組合に提案できるよう目指しております。

工法・技術のほか、人材育成に関してはどうですか?
役員、部署長は定期的に3、4人でワークショップ(体験型講座)を行い、意見を出し合っています。研修会も随時行い、グループの相互作用の中で何かを学びあったり創り出したりする機会を設けています。
協力会社も対象に年4回程度、意見交換会を行っています。ここでは低賃金や社会保障、職人の育成など、問題解決とコミュニケーションを図ることを心がけています。
また、民間マンションでは良い仕事をするとお客様にダイレクトに喜んでもらえます。すると現場担当者や作業員もやりがいが出て、また管理組合の仕事をしたいという相乗効果もあるようです。

67-5-367-5-42014年4月、「渡辺物産」から「リノ・ハピア」へ

旧社名は建築用材料を販売する会社を設立したことに由来しています。「物産」は何か商社っぽい。現在は、マンションの大規模修繕工事の専門工事業者として、その事業を確立しました。住まいながら行う改修工事は居住者に対する配慮が重要です。
「建物を元気に、人を笑顔にする会社」「リノベーションを通じてハッピーになってもらいたい」という想いをこめて、現社名に変更しました。
(大規模修繕工事新聞 第67号)


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