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大規模修繕工事の取り組み方は⑴

10-2010-10-11

大規模修繕工事の取り組み方は⑴

マンションの大規模修繕工事は、多額の費用及び時間と労力を費やす管理組合の一大事業となります。マンションの規模によって違いますが、管理組合が主体的に取り組むとしたら準備から工事完了まで、おおよそ3年~5年の歳月を必要とします。
準備段階としては、大規模修繕工事の内容などを検討する専門委員会(修繕委員会)を理事会の諮問機関として設置します。

解 説
管理組合の活動で、大きな柱になるのが建物を維持管理していくことです。劣化の状況に応じて適切な時期に修繕を実施しないと、劣化はだんだん進み、住まいとしての快適性も資産としての価値も低下してしまいます。さらに目に見える傷みが現れるまで放置していると、修繕時期を逃し、早期に補修すれば安くできる工事も、時期が遅れて費用が割高になった事例もあります。大規模修繕工事は、マンション管理の業務の一つとして管理組合主導で行われるべきです。

10-2010-10-12

大規模修繕工事の計画から工事終了まで、長い時間と膨大な量の業務を担当する修繕委員会の設置が必要になります。理事が兼ねることも可能ですが、役員交替の任期の問題や通常の維持管理業務に支障が出た場合に、負担が大きくなってしまいます。修繕委員会は、理事会の諮問を受け、修繕工事の内容や資金計画、修繕工事を発注する請負会社の選択など、工事に関する準備・検討の役割を担う機関であります。そして修繕委員会の構成メンバーは、各階からできるだけ均等に入ってもらい、男性だけに偏らないように女性も含めた居住者の中から選任し、理事会と連携しながら大規模修繕工事を進めていきます。
専門知識は、外部の専門家からアドバイスを受けることができるので管理組合の修繕委員が必ずしも専門家である必要はありません。

10-2010-10-13

・長期修繕計画の策定及び見直し
・ マンション住民へのアンケート調査等で要望事項をとりまとめること
・ 建物及び設備の修繕・改良箇所の選定と優先順位に関わる助言
・大規模修繕工事実施計画案の資料作成に関すること
・ コンサルタント(1級建築士等)・施工業者の選定に関すること
・ 工事中の現場代理人などとの打ち合わせ、監理、工法などに関すること
・瑕疵補修工事及びアフター点検の確認、交渉等に関すること
・その他、理事会からの諮問事項の助言

10-2010-10-14

・壁や床のあちらこちらに、ひび割れが目立つようになった
・手が壁に触れたときに、塗料が手についている
・塗装も所々が剥がれている
・タイルや壁に白い粉がふいている
・壁面タイルが落下している
・コンクリートの塊が落ちてきた
・雨が降ると水漏れが起きる
・朝、時々水道から赤い水が出てくる
(大規模修繕工事新聞 第10号)


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