Q69 内部対立でマンション内が荒れています
ベストアンサーに選ばれた回答
コミュニケーションに配慮
少数意見を孤立させないように
管理組合内部の対立は複雑に絡み合っていて単純なものではない場合が多く見られます。
例えば現理事会と前役員との間に意見対立があったとしても、実は人間関係 のトラブルが根底にあるというようなケースがあります。
内部対立は、重要事項の合意形成に深く影響します。 どちらのグループが理事会の主導権をとっても、対立す るグループが必ず反対するというような状況では管理組 合運営が進行できません。
また、個人に対する中傷文書の配布、いやがらせ等の迷惑行為が出てくることも考えられます。区分所有者から理事会への過度な権利主張や、過去の些細なミスに対 する責任追及などによって理事会が機能停止になりかねません。
そういう状況を作らないためにも居住者間のコミュニ ケーションに配慮し、普段から開かれた民主的な管理組 合運営を心がけることが大きな意味を持ちます。
○対立解消のために心掛けたいこと
① 役員は組合員が考えていること、感じていることに 常に注意を払う。
②常に情報を公開しながら進める。
③ できるだけ多くの組合員が話し合いや決議に参加す るようにする。
④ 意見の違いが人間関係の対立につながらないように する。
⑤ 白か黒かではなく歩み寄ることも必要。
⑥少数意見の人を孤立させないよう努力する。
⑦ 議論を尽くして決まったことには従うという風土を 作る。
⑧明らかな不法行為に対しては迅速に対応する。
<参考:マンション管理センター発行 『新任理事のための基礎講座』>
(大規模修繕工事新聞115号)