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2021年1月、マンション総合保険料再改定へ

 マンション総合保険を取り扱う主要な損害保険会社は2021年1月1日、マンション総合保険、地震保険の保険料率を改定します。令和元年10月1日の改定後、1年2カ月での再改定となります。
 年々アップするマンション共用部分の保険料は、管理組合会計を確実に圧迫しています。満期直前に保険料率の改定があり、急に保険料が値上げとなったとしても、管理会社などの決まった保険代理店に「お任せ」しているだけでは、情報もなく保険料アップの対策時期を見逃してしまうことにもなりかねま
せん。
 保険料の決定要因は築年数、保険金請求履歴など。高経年マンションの値上げ対策としては、契約期間中でも改定前に切り替えのシミュレーションを行い、主要損保会社の保険料の比較・検討を行う必要があるといえます。
         <取材協力:マンション保険バスターズ、 ㈱グッド保険サービス>

(大規模修繕工事新聞 131号)

【2020年9月時点で確定していること】
①マンション総合保険(基本補償)の改定
② 地震保険料の改定・神奈川・東京では10%アップ(5年契約割引率は1%程度低下)
 基礎となる火災保険参考純率改定では…
  ・ 東京都のM(マンション)構造、築10年以上では平均6.3%アップ
  ・神奈川県は未発表(2020年10月以降公表見込み)
  改定時期: 主要損保各社2021年1月1日と発表済み(一部保険会社で異なる可能性あり)
③ 保険金請求件数による割引制度に加え、割増制度をはじめる保険会社もあり
※ 現在継続中の補償内容や保険料が契約途中で変更になるわけではありません
【マンション保険バスターズ】

保険料節減のためのポイント
ポイント1《複数の損保会社比較》
 主要損保各社の保険料は築年数や補償内容で大幅に増減し、各社の保険料比較は管理組合会計の節減のためには不可欠。主要損保会社5社の比較し、マンションに合った保険会社を選択する必要がある。
ポイント2《5年一括契約の利用》
 最長5年の一括契約は今や多くの管理組合が利用している。主要損保各社の頻繁な料率改定(実質値上げ)も、「5年一括契約」なら期間中(5年間)の影響はない。併せて5年一括割引(1年当たり約12%割引)でさらに保
険料を節約することができる。
ポイント3《最適な補償内容の選定》
 マンションの状況に合わせた最適な補償内容を選定し、必要のない補償を外すことで保険料を節約することができる。
【㈱グッド保険サービス】


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