スマートマンションって何ですか?
既存マンションの省エネ対策にも有効でしょうか?
スマートマンションとは
スマートマンションとは、マンション全体でピークカットやピークシフトなどのエネルギー管理を行い、エネルギーの効率的な使用や無理のない節電を実現するマンションを言います。
ピークカットとは、夏や冬の電力需要のピーク(頂点)を低く抑えることをいい、ピークシフトは高い時間の需要を夜間などの低い時間にシフトさせて標準化することです。
現在、マンション全体のエネルギー管理システム(MEMS)を導入し、集中管理システムを構築してサービスを提供する事業者が増えており、こうしたことから既存物件でもスマートマンション化が進んでいます。
スマートマンションの可能性
現状は、経済産業省等から補助金が出ることもあり、MEMSと高圧一括受電設備の同時導入が増えています。
今後スマートマンションを推進していく中で、大きな課題は3つです。
1.イニシャルコストの低減
2.管理組合及び住民の同意
3. 暮らしの利便性を向上させる新しいサービスの創出
このような課題に対応しつつ、スマートマンションは住まい選びの新しい価値にしていきたいと思っています(経済産業省)。
※ 本文は、第15章より抜粋したものです。本書の内容としては「防災」「役員のなり手不足」「会計・税務」「保険」「空き駐車場」など、専門家へのインタビュー形式でわかりやすくまとめられています。
参考図書
[マンション管理組合・管理会社]
これからのマンション管理ガイド』
日下部理絵/著
㈱ぱる出版/発行
平成26年1月/発行
A5判・並製・208ページ
定価・1,800円(税別)
ISBN978-4-8272-0824-5
全国書店で発売中
(大規模修繕工事新聞 2014-3.5 No.51)