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マンションの評価は「Aランク」が最多54.59%

一般社団法人マンション管理業協会は3月30日、マンション管理状態評価(等級評価)の実施結果を発表しました。この評価結果は2022年4月スタート予定のマンション管理適正評価制度(仮称)の本稼働に向けた取り組みで、マンションの管理の適切性が市場で評価される仕組みづくりのための基礎データ等にされます。

 集計結果によると、全国合計では「Aランク」54.59%、「Bランク」27.33%の順で多く、「Sランク」は10.50%と約1割という結果でした。
 「Sランク」の内訳では、「2001年~ 2010年」31.80%、「2011年以降」30.65%が3割を超えるなど、築浅のマンションほど割合が多く、高経年マンションほど少ない結果となりました。
 一方、評価の低い「Dランク」は「1980年~ 1990年」57.76%、「1979年以前」30.36%と、1990年以前(築30年以上)が9割を超えており、高経年マンションの占める割合が多いことがわかりました。

大規模修繕工事新聞(138号)


実施概要〔期間〕2020年4月~ 12月
    〔対象〕 管理業協会に加盟する会員社が受託する管理組合
    〔方法〕 評価シートによるアンケート方式
    〔回答数〕全国70,107棟(集計対象63,969棟)
    〔ランク分け〕Sランク…90p ~ 100p Aランク…70p ~ 89p
           Bランク…50p ~ 69p Cランク…20p ~ 49p
           Dランク…~ 19p