アンションでは昨今、駐車場の空きの問題が深刻化し、機械式駐車場を平置化するのが大きな流れになっています。
機械式駐車場のメンテナンス費用が無駄だったり、将来的な更新費用を考えると、管理組合への負担がどんどん大きくなっているのが現状です。
全建センターでも機械式駐車場に関する相談が圧倒的に増えています。そこで「駐車場、平置化コンサルタントサービス」を開始しました。工事完成保証付きでご案内いたします。
機械式駐車場の平面化工法
機械式駐車場の解体工事は共通ですが、平面化にはいくつかの工法があります。その中で代表的な工法は、
①地下ピットを砕石等で埋め戻し、アスファルト舗装やコンクリート床を設置する埋め戻し工法、
②軽量な鉄骨で柱と梁を組み立て、その上に強度および耐久性のある鋼製の床材を設置する鋼製平面化工法です。
工事費用については、一般的に埋め戻し工法のほうが安くできます。ただし、地下2段式などで地下ピットが深くなる場合は、同額か逆転する場合もありえます。
工期については、鋼製平面化工法のほうが短くできます。施工可能な場所は、埋め戻し工法の場合、かなりの重量がかかるため、場所が限られており、屋内、軟弱地盤のところは不可となります。
工事実例の紹介
機械式を撤去し平置きへ
20年後は9,900万円の貯金に
駐車場に隣接して植栽スペースが219.18㎡ありました。
既存の駐車場跡と植栽スペースを合わせて平面駐車場を41台設置しました。
機械式駐車場を設置してすでに25年が過ぎており、30年に1回更新する場合と比較して、5年後に工事代金が回収でき、20年後には9,900万円の貯金ができる計算になりました。
駐車場から駐輪場へ
20年後は1,004万円の増収効果
機械式駐車場が3基ありましたが、住民の高齢化により、空きが埋まらない状況が続いていました。また慢性的に自転車置場が不足しており、敷地に余裕がなく困っていました。
機械式駐車場を4台解体・撤去後、駐輪場24台増設。隣接共有地にも11台増設し、計35台を増設しました。
駐車場使用料は減収になりましたが、長期的には維持管理・修繕費の大幅な削減となり、駐輪場収入が安定して入るようになりました。
20年後の試算では、1,004万円の増収効果が見込めることになりました。
<ご相談受け付け>
一般社団法人 全国建物調査診断センター
完成保証付き「駐車場、平置化
コンサルタントサービス」
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大規模修繕工事新聞 22-12-156号