国土交通省総合政策局・建設経済統計調査室は12月12日、建築物リフォーム・リニューアル調査を実施し、令和4年度上半期(第1、第2四半期)の受注分についてまとめ、発表しました。
調査対象期間は令和4年7月1日~令和4年9月30日。
住宅統計の調査対象は建設業許可業者3,000で、有効回答数は1,921でした。
令和4年度上半期の「住宅合計」のリフォーム・リニューアル受注高は1兆9,277億円で、前年度比1.1%増加。管理組合発注の受注高は3,044億円で同16.8%増加していました。
新型コロナウイルスの影響による延期物件が着工し、大規模修繕工事の市場は回復したといってよい状況にあるようです。
一方、人材不足は深刻で、仕事はあっても受注できないといった工事会社も少なくないようです。
また、今や労務費や材料費の高騰の問題が業界を席巻しています。受注高がそのまま会社利益に直結しない点でも、市場動向を計ることが難しいといえるかもしれません。
大規模修繕工事新聞23-01-157号