一般社団法人建設物価調査会は5月9日、「建設物価建築費指数」について、2025年4月分の指数データを公表しました。
これによると、2015年を100とした場合(2015年基準)、東京における集合住宅(RC造)の工事原価指数は135.8(暫定値=P値)で、10年前の約4割アップとなりました。
建設物価調査会では、「人件費や燃料油価格の上伸を背景とした建設資材などの運搬費の値上げが指数動向のプラスに寄与した」とコメントしています。
また、マイナス寄与については、長引く建築需要の低迷。販売店間での受注競争の長期化、H形鋼などの鋼材価格の続落等を主な変動要因としています。
大規模修繕工事新聞 2025-6月 186号
