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工法紹介/次世代の排水管更生 『TT-SLトルネード工法』

 マンションの排水管・給水管更生工事を手がける㈱東京トルネード(本社東京・文京区、鶴谷将良社長)では、排水管を取り換えることなく、新品同様に更生する特許技法『TT-SLトルネード工法』(財団法人建築保全センター認可)により、マンションの実績を上げています。
 『TT-SLトルネード工法』は、排水管内のヘドロやサビを高速回転する特殊治具で削り取り、その後にエポキシ樹脂を塗布し、元の状態に戻すという工法です。
 排水管を取り替えるということになると、床・壁・天井を剥がす必要が出てきます。そうすると4~5日の工程が必要になり、その間に騒音、ほこりが出るので日常生活に支障が生じますが、『TT-SLトルネード工法』は1日(9時~17時)で終了するため、夕方には日常の生活に戻ることができます。
 工事費も更新工事の1/3ほどとなるため、排水管改修では需要が高まっています。

SETP00
調査・診断(作業前)
排水管の状況を調査し、施工に問題がないかを確認します。


SETP01
事前準備
施工計画書、申請書類の提出、住民説明会や事前工事を行います。


SETP02
準備作業
排水禁止のご連絡。作業場所が傷や汚れが付かないように、養生シートで保護します。機材を設置し、排水器具の取り外し、通気管の切り離しを行います。


SETP03 (画像後送り)
研磨作業
最上階から1階の順に、研磨を行います。超強力吸引車の負圧の力を利用し、高速回転する特殊治具で、排水管内のサビやスケールを除去します。

また、研磨材でより滑らかに仕上げた後、研磨度・漏洩・乾燥度を検査します。


SETP04 (画像後送り)
ライニング工程
一次塗膜形成
腐食の進行をおさえ、また二次塗膜形成との密着を高めるための塗料を投入します。
二次塗膜形成
耐熱性、耐摩擦性、耐薬品性にすぐれた耐久性のある仕上げ塗料をライニングします。 管内の表面を均一にするために、ライニング治具を投入します。

SETP05 (画像後送り)
乾燥工程
塗料を硬化させるために、自然乾燥または強制乾燥させる場合もあります。

SETP06 (画像後送り)
塗膜検査工程
ライニングの状態(塗り残し)を検査・確認します。また後日発注者立会のもと、硬度測定および塗膜厚測定を行います。

SETP07
復旧・通水工程
配管・排水器具を復旧し、排水禁止を解除します。

SETP08
完成検査
発注者立会いのもと、検査します。水漏れが無いかなどの排水テストです。


株式会社東京トルネード
【本社】〒113-0033東京都文京区本郷1-33-13 春日町ビル4階
TEL:03-6801-2281/FAX:06-6195-1031///www.tokyo-tt.co.jp/

大規模修繕工事新聞 2026年1月 193号