これからのマンション大規模修繕工事を考える場合、経年による老朽化のほか、社会的老朽化や居住者の高齢化への対応が課題にあがる。単なる維持管理でなく、グレードアップの必要なものは何か。
実際の事例写真をもとに、参考としていただきたい。今回はエントランス内外改修編。
1、ピロティ部分への風雨の吹き込みに対して暴風スクリーンを新設。庇はアルミ板・ルーバーのデザインを施した。
2、エントランスホールのグレードアップ。天井や内壁等の内装、照明、建具などを改修・更新。従来の暗い払拭し明るいイメージにした。
3、植栽して緑地帯を整備。エントランスの庇をステンレス化し、外壁面をシート状の石調仕上げで改修した。
4、メールボックスを更新し、壁面に石調状シートを採用。メールボックスの下に荷物置き場を新設し、利便性をアップした。
5、階段をなくし、スロープを設置。手すりを設けてバリアフリー化を図った。
6、スロープを設けるスペースがない個所には昇降機を設けた。