全建センター+NPO日住協 タイアップ企画
管理組合団体が教えてくれる「マンションお得な話」
日住協特設ブース、35組が相談に
朝日住まいづくりフェア・マンション快適ライフ2014
給排水設備改修関係が9件
管理組合の抱えるテーマを反映
朝日新聞社が主催、NPO日住協が共催した「朝日住まいづくりフェア・マンション快適ライフ2014」は5月30日から6月1日まで、東京ビッグサイトで開かれました。
期間中、NPO日住協は特設ブースでは、日住協理事、専門技術者の一級建築士、マンション管理士等がマンションの大規模修繕工事、管理運営などに関する無料相談に応じました。
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フェアの来場者は例年より多く33,046人。土日は、家族連れが目立ちました。
日住協特設ブースには3日間で35件の相談がありました。相談内容は、高経年マンションにより近年増えてきた給排水設備の改修関係が9件でトップ。さらに大規模修繕工事に関する相談が8件と続き、理事会運営など管理運営の関する相談も8件ありました。
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「築42年、漏水事故が頻発している。調査をまず実施すべきですか」と相談したのは新宿のマンション管理組合。また、築40年60戸のマンションからも「給排水管の工事が必要と指摘されたが、更新か更生かで判断に迷っています…」という相談を受けました。さらに築29年の川崎市のマンションも給水管更新の相談。
こうした相談にはまず、マンション管理に詳しい専門技術者、設計コンサルタントの診断を受けることをアドバイスしました。
管理運営面では、川崎市中原区のマンションが管理会社の勧めに従うべきかどうかの相談。また、「管理組合の理事になったが、何をやればいいのか」と戸惑いを表す築20年のマンション役員もありました。
埼玉県内の築10年50戸のマンション役員は、「修繕委員を引き受けたが、建物調査を管理会社に依頼するかどうか、調査内容もわからず悩んでいる」と正直な相談。日住協の大規模修繕支援制度の内容を説明しました。
新潟市内のマンションの人も相談ブースに立ち寄り、こちらは「備品等の購入金額が高すぎる」「収納業務に不信感がある」など管理会社への不満をぶつけていました。
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いずれの相談内容も現在のマンション管理組合の抱えるテーマが反映されていると感じます。
NPO日住協は今後、相談内容を分析し、継続的なアドバイスが必要なケースでは、フォローしていくことにしています。
(大規模修繕工事新聞 2014-8.5 No.56)