月刊「大規模修繕工事新聞」は、一般社団法人 全国建物調査診断センターが発行するマンションの適正な管理に役立つ管理組合向けのフリーペーパーです。コロナ過を契機に発行形態を紙媒体から全面的に電子版に移行いたしました。それにともない、これまで首都圏、関西圏のみの発行でしたが、ネット配信の強みを生かし、全国規模に拡大しました。当HPでは、「大規模修繕工事新聞」創刊から現在に至るまで、全ての記事をアーカイブ収録していますから、マンションの大規模修繕工事に関する情報やマンション管理組合に関する情報を右の<記事検索>にキーワードを入れるだけで表示させて、必要な記事を読むことができます。今後とも、マンション管理組合さまのお悩みに寄り添い適切な情報をお届けしてまいります。

タイルの色合わせ

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タイルの色合わせ

タイルを張り替える場合、既存のタイルと新しく作るタイルに色違いが生じます。なるべく色違いが出ないように既存タイルをタイル工場に送り、見本焼きを行い、管理組合と確認しながら、タイルの色合わせを行っていかなければなりません。
マンションに予備のストックがあればよいですが、無い場合は新たに作ります。
多くのタイルは釉薬(ゆうやく)という、うわ薬を塗布して窯で焼き上げます。タイルを焼く窯そのものの特徴や、その時々の湿度・温度といった自然環境により、生産されるタイルの色合いが変わってきます。このため、試し焼きを行い確認する必要があるのです。

着工前にタイルを採取、見本焼きに約2~3週間、見本焼き承認後の本焼きには1.5カ月~2カ月の期間を要します。
ただし、見本焼きをしたところで、すべての面のすべてのタイルの色合わせをすることは不可能です。日当たり、風雨の影響、建物の東西南北側、低層部・高層部での変化はどうしても生じてしまいます。
また、タイル回りの目地についても風化の差があり、決めた目地の色ですべての面に合うとはありません。
こうした状況にもかかわらず、見本焼きを繰り返すとそれだけ工事の進行は遅れます。
「タイルの色合わせに100%はない」を了解した上で、精度の確認をしていただきたいと思います。

(大規模修繕工事新聞 2014-9 No.57)

タイルは工場製品。本焼きには1.5カ月~2カ月かかる
タイルは工場製品。本焼きには1.5カ月~2カ月かかる
タイルの予備がなければ新たにつくらなければならない
タイルの予備がなければ新たにつくらなければならない
タイルを加工する工場作業員
タイルを加工する工場作業員
管理組合とともにタイルの色合わせを行う
管理組合とともにタイルの色合わせを行う
着工前に見本焼きで確認する
着工前に見本焼きで確認する
日当たり、風雨の影響などでどうしても合わない面も出てくる
日当たり、風雨の影響などでどうしても合わない面も出てくる

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