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住宅ローン借り換えを考えていますか?

10-01

住宅ローン借り換えとは、金利や返済条件等をよくするため、現在借入中の金融機関から別の金融機関に借入先を変更する手段です。別の金融機関で今借り入れている住宅ローンを完済し、新たに借り入れた金融機関に住宅ローンの残高分を返済していきます。
借り換えを行うことの最大のメリットは「総支払い額」を少なくすることです。住宅ローンの借り入れには、保証料、手数料、登記費用等の諸費用が必要ですが、金利が低くければ、これらの諸費用を含めても「総支払い額」が少なくなるケースもみられます。
また「フラット35」の借り換えも可能です。「フラット35」は住宅金融支援機構が銀行などの金融機関と提携して販売している住宅ローンで、全国で300以上の金融機関が販売しています。このため、金融機関によって借り換え効果を期待することができるのです。
表の借り換え事例はフラット35を借り換えた事例です。全期間固定金利で、残りの返済期間は24年、ローン残高は2,600万円です。この条件で借り換えをシミュレーションした結果、今後の総支払い額は約3,650万円から約3,136万円に下がりました。借り換え時の諸経費が約64万円かかったので、これを指し引くと総返済額が約450万円、毎月の返済額が17,853円減額となりました。

固定金利から変動金利へ変更する場合など、将来の経済動向によって今後の返済額が増えてしまう例も考えられます。借り換えの際にはトータルな効果を検証し、慎重に選択することが賢明です。
(大規模修繕工事新聞 No.60)

10-02


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