月刊「大規模修繕工事新聞」は、一般社団法人 全国建物調査診断センターが発行するマンションの適正な管理に役立つ管理組合向けのフリーペーパーです。コロナ過を契機に発行形態を紙媒体から全面的に電子版に移行いたしました。それにともない、これまで首都圏、関西圏のみの発行でしたが、ネット配信の強みを生かし、全国規模に拡大しました。当HPでは、「大規模修繕工事新聞」創刊から現在に至るまで、全ての記事をアーカイブ収録していますから、マンションの大規模修繕工事に関する情報やマンション管理組合に関する情報を右の<記事検索>にキーワードを入れるだけで表示させて、必要な記事を読むことができます。今後とも、マンション管理組合さまのお悩みに寄り添い適切な情報をお届けしてまいります。

工事時期、花粉症には春がいい!?

yomoyamahanashi 大規模修繕工事の時期はいつがよいのでしょうか。
ベランダの防水工事でエアコンが使えなくなることや寒暖が激しいと塗料や接着剤などの材料にも影響するため、夏や冬、また梅雨時も望ましくありません。
また工事期間中は外壁などでの作業のために足場を組み、塗料や粉じん等の飛散を避けるためにメッシュシートで建物全体をすっぽりと覆ってしまいます。なので、秋からの工事はお正月にかからないように終わらせようとするマンションは多いですね。
ということで工事のシーズンは春か秋ということですが、管理組合の総会が5,6月というところが多いことから、実は秋着工のほうが圧倒的なんです。
ここでワンポイント。工事が集中する秋にはあちこちでそれなり数の職人が導入されます。施工会社が腕のいい職人や下請け会社を確保しやすいのは秋より春、ということになるのです。
また、建物をメッシュシートで覆うため、春施工の物件では「工事期間中は花粉症がひどくなかった」なんていう人も。人の裏をかいたほうが得なケースは、何も改修業界だけの話ではないでしょう!?

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(大規模修繕工事新聞 第01号)


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