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サッシ回りのクラックの対処法

1007-07-22

サッシ回りはマンションの外壁で最もクラックが発生しやすい。これは構造上強度の弱い箇所であり、さらにはコンクリートや鉄よりも熱膨張率の大きいアルミが太陽の熱で毎日伸縮を繰り返すためだ。このようなクラックを放置すると徐々に成長しサッシ回りから部屋内へ漏水が起こるため、大規模修繕工事の時などに建物全体の処置をしておくことが重要である。
この問題に対し、これまではクラックの個所をUカットしてモルタルやエポキシ樹脂を充填する方法がとられてきたが、これらの方法ではコンクリートの伸縮に追随できず充填材の剥離や新たなクラックの発生などの問題が再発してしまう。
微弾性フィラーを塗装下地として使用する方法もあるが、水蒸気の影響で塗膜が膨れたり、材料に含まれる可塑剤が徐々に表面に析出し、汚れが付着し外観が損なわれることもある。
「カスターダッシュフレックス」はドイツで開発された可塑剤を含まない弾性防水材で、塗装下地としてクラック上に塗布することによりサッシ回りのクラックを効果的に防水することができる。可塑剤を含まないため250%を越す弾性が持続し、汚れの付着もない。通気性のある材料なので水蒸気による塗膜の膨れも起きず、仕上げ材として通気性のある水性塗料を使用すると最も効
果的だ。

(大規模修繕工事新聞 第07号)

1007-07-23


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