
民間(旧四会)連合協定工事請負契約約款委員会が今年4月、マンションの共用部分が対象の外壁塗装、屋上防水、給排水管更新などの修繕工事の実情を反映した「マンション修善工事請負契約約款」を策定しましたが、実際の現場ではあまり定着していないようです。
工事範囲は基本的に改修工事が対象となります。また駐車場や付属棟などの増改築工事の発生も想定しています。
契約書式モデルには、発注者や受注者、工事場所、工事期間、請負代金、支払い方法、監理業務の委託内容のほか、工事完成保証や大規模修繕工事瑕疵担保責任保険の欄等も盛り込まれています。
今後、マンションの大規模修繕工事では、この約款をもとにした契約書式が管理組合と施工会社の間で利用されることになります。
工事会社を選定する際、工事会社が用意する契約書について、「どの契約約款を参考に作っていますか?」と聞いてみましょう。そこでマンションの修繕工事に特化している工事会社かどうかがわかるかもしれません。
■詳しくは…
民間(旧四会)連合協定工事請負契約約款委員会
ホームページ
マンション修繕工事請負契約書(PDF)
//www.gcccc.jp/contract/pdf/mansion-1-construction.pdf
(大規模修繕工事新聞 第83号)