一般社団法人全国建物調査診断センターと、一般社団法人マンション総研は現在、共同で修繕コンサルタントの経験や技量に基づき、設計・監理技術をAI(人工知能)化するソフト開発に着手しています。
AI は機械学習方式とし、その分析によって現状の可視化や診断、問題発生の予測まで行います。
今回の共同研究では、まず複数の熟練の設計・監理者のノウハウを記録する仕組みを管理システムに組み込み、データ収集を行います。 その中から各種設計・監理データの変化と判断との関係を、ビックデータを用いて解析。その 解析結果に基づき、修繕コンサルタントの思考の中に築かれている操作ルールをモデル化し、設計・監理操作をAI 化につなげるのです。
全建センターとマンション総研は現在 、このモデルを進化させるとともに、設計・監理 操作等のデータのストックを進めて おり、AI を活用した新しい設計・監理システムの実現を目指すとしています。