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タイルの色合わせ

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タイルの色合わせ

タイルを張り替える場合、既存のタイルと新しく作るタイルに色違いが生じます。なるべく色違いが出ないように既存タイルをタイル工場に送り、見本焼きを行い、管理組合と確認しながら、タイルの色合わせを行っていかなければなりません。
マンションに予備のストックがあればよいですが、無い場合は新たに作ります。
多くのタイルは釉薬(ゆうやく)という、うわ薬を塗布して窯で焼き上げます。タイルを焼く窯そのものの特徴や、その時々の湿度・温度といった自然環境により、生産されるタイルの色合いが変わってきます。このため、試し焼きを行い確認する必要があるのです。

着工前にタイルを採取、見本焼きに約2~3週間、見本焼き承認後の本焼きには1.5カ月~2カ月の期間を要します。
ただし、見本焼きをしたところで、すべての面のすべてのタイルの色合わせをすることは不可能です。日当たり、風雨の影響、建物の東西南北側、低層部・高層部での変化はどうしても生じてしまいます。
また、タイル回りの目地についても風化の差があり、決めた目地の色ですべての面に合うとはありません。
こうした状況にもかかわらず、見本焼きを繰り返すとそれだけ工事の進行は遅れます。
「タイルの色合わせに100%はない」を了解した上で、精度の確認をしていただきたいと思います。

(大規模修繕工事新聞 2014-9 No.57)

タイルは工場製品。本焼きには1.5カ月~2カ月かかる
タイルは工場製品。本焼きには1.5カ月~2カ月かかる
タイルの予備がなければ新たにつくらなければならない
タイルの予備がなければ新たにつくらなければならない
タイルを加工する工場作業員
タイルを加工する工場作業員
管理組合とともにタイルの色合わせを行う
管理組合とともにタイルの色合わせを行う
着工前に見本焼きで確認する
着工前に見本焼きで確認する
日当たり、風雨の影響などでどうしても合わない面も出てくる
日当たり、風雨の影響などでどうしても合わない面も出てくる

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