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オートロックマンションの新聞配達 どうしていますか?

yomoyamahanashi 防犯はマンションの大きな課題のひとつです。
そこで気になるのが日本特有の新聞配達。各戸に配達するまでのサービスは諸外国ではあまり見受
けられません。マンションでは、防犯を目的にオートロックを導入していますが、オートロックと日本の新聞配達の関係性はどうクリアされているのでしょうか?夕刊は集合ポストというマンションが多いようなので、朝刊での事例を集めてみました。
◇ ◇ ◇
24h機能の防災センターあり〈360戸・1棟・オートロック2個所〉
24時間体制の防災センターに、主要な大手新聞販売店の配達人の顔写真、氏名等を登録し、防災センターの番号を押せば、センターの警備員が確認し入れるようにしている。

管理組合が「立ち入りダメ」〈206戸・2棟・オートロック2個所〉
管理組合の決めごとは1階の集合ポストへの投函のみ。各自宅まで希望する住戸は各自で新聞販売店と契約し、配達人がエントランスのインターホンで部屋番号を押して建物内に入ってもらわなければならない。例えば5時~5時半の間などと契約し、そのときには起きて待っているといった具合。

新聞配達といっても複数社の出入りがあり、配達人の交代もある。配達人が入った隙に不審者がもぐりこむケースもあると考えると、どうすればよいのか慎重に検討したいテーマといえる
新聞配達といっても複数社の出入りがあり、配達人の交代もある。配達人が入った隙に不審者がもぐりこむケースもあると考えると、どうすればよいのか慎重に検討したいテーマといえる


不定期に暗証番号を変更〈30戸・1棟・オートロック1個所〉
主要な大手新聞販売店の担当者へ暗証番号を教えて、各戸への配達を可能に。暗証番号は不定期に変更する。

後付けオートロック…そして?〈100戸・1棟・オートロック1個所〉
後付けのオートロック。テンキータイプで解錠できるようにした。外部の新聞販売店に暗証番号を知らせるのは防犯性が低くなるため、住み込み管理員や販売店との話し合いで解錠時間を5時と定めた。同時にエントランスに防犯カメラも増設した。

超高層マンションは完全防備〈1600戸・1棟・オートロック3個所(正面玄関、1Fエレベーター、各階フロア入り口=1住戸に対して3個所)〉
契約している新聞販売店スタッフの顔写真を登録し、24時間マンションに勤務している管理会社が必ず本人と顔写真を照合し、全フロアのセキュリティーパスを渡す。

早朝1時間のみオートロック解錠〈200戸・4棟・オートロック4個所〉
オートロックは住み込み管理員が早朝5時から6時までを解錠。その間に新聞配達を促す。防犯対策は防犯カメラの設置にて。

入館時は腕章巻いて〈100戸・2棟・オートロック2個所〉
契約している新聞販売店へ暗証番号を教えると同時に、マンション内へ入館する際にはあらかじめ渡している管理組合名の入った腕章をつけてもらう。
◇ ◇ ◇
今やエントランスのオートロックは新築ではついていて当たり前の設備です。防犯やプライバシー保護、または資産価値を考えると、既存マンションでも設置することが望ましいと考えられ、設置を希望する住民も多くなっています。
ただ、後付けで設置はしたものの、うまく機能できずに外してしまったという管理組合もあるようです。
事例でもあるように、新聞配達や宅配業者の問題や監視カメラとの連携、またはエントランスにオートロックをしても駐車場から建物内に入れる構造など、オートロックの機能性と利用の仕方がどこまでリンクするかが問題となってきます。
後付けの場合は設置する前に管理組合でよく話し合いしてから決断する必要がありそうです。
(編集部)
(大規模修繕工事新聞 第64号)


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