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Q48 後を絶たない現金事故、対応は?

Q48 後を絶たない現金事故、対応は?

 マンション管理適正化法施行規則により、管理組合財 産の分別管理が規定されましたが、支払伝票や残高証明 書、月次報告書の改ざん、通帳・印鑑同時保管による不 正支払等、現金事故が後を絶たないのが現状のようです。
 近年、管理会社はどのような対応をしているのでしょ うか?

ベストアンサーに選ばれた回答

管理会社、銀行とシステム共同開発も 自分の財産は自分で守ることが必要

 大手A管理会社の会計システムは基本的に適正化法施 行規則(ロ)の方式を採用。管理費は収納口座へ、修繕 積立金は保管口座(理事長名義)に直接入金される仕組 みをとっています。
 収納、支払いともに、三菱東京UFJ銀行と提携して構築 したロックアカウント口座が入出金管理を行い、目的外 の引き出しができないシステムなどを導入。支払いにつ いては「承認ナビ」(WEB上で管理組合が支払承認するシ ステム)を通して三菱東京UFJ銀行の振込サービスから諸費用を支払う会計システムを行っています。
 大手B管理会社では、三井住友銀行と共同開発した「ス マート承認サービス」を実施。適正化法施行規則では(ハ) の管理方式を採用で、組合口座から管理組合を受益者と する信託口座を経て個々の支払先に送金される流れです。 一連の送金作業は管理会社口座を経ることなく支払い項 目ごとに決裁が可能、WEBサービスを通じて支払い内容 を確認の上、決裁することが可能となります。  ただし、これらのシステムは業者への支払い等の管理 に要する費用の支払い、保管口座への費用の移動等の際 に発生するリスクを回避するために構築されたものであ り、小口現金に関するリスクに対応するものではありま せん。
 マンションコミュニティ研究会の廣田信子代表は自身 のブログで「管理組合の会計は、専門家じゃない私レベ ルでもわかるものじゃないとダメだという信念がありま す」と前置きした上で、その専門家でない人たちが「ちょっ と説明を受ければ内容を把握できるものでなければ、結 局、誰もチェックしなくなり、一番危ない状況に置かれ てしまうからです」と述べています。
 やはり、最後は自分の財産は自分で守ることが必要で す。管理会社の業務はそのお手伝いだと考えなければな りません。

(大規模修繕工事新聞 第93号)


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