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「終の棲家プラン」を新提案 マンションの危機 小修繕がスラム化を救う!

 一般社団法人全国建物調査診断センターでは、継続的な小修繕(定期調査含む)と18年周期の大規模修繕工事を組み合わせた「終の棲家プラン」を提案しています。理事長や修繕委員を対象とした「オンライン・マスターコース」でマンションの長寿命化を学び、管理組合の自立や財務改善を促していくことで、現在のマンションが「終の棲家」となっていくプランです。
■「新長期修繕計画」で18年周期に
 これまで大規模修繕工事は12年周期が一般的といわれてきましたが、全建センターのセカンドオピニオン制度で作った「新長期修繕計画」を適用すれば、18年周期となります。「新長期修繕計画」は小修繕を連続することで実現します。小修繕は「小回り」と「コスト」が重要ですので、専門工事会社に直接発注することをおすすめしています。全建センターの会員工事会社紹介制度がありますのでご活用ください(紹介料無料)。
■セカンドオピニオン制度で自立を促す
 築8~9年目に行う瑕疵調査の際、全建センターとセカンドオピニオン契約を行い、その後、定期調査と小修繕を継続して行うことで、大規模修繕工事が18年周期となります。セカンドオピニオン制度は管理組合の自立を促し、管理運営に意識を持つことで、財務を改善させます。さらに大規模修繕工事や設備改修を行う際、トータル・マネジメント方式を採用すると、設計コンサル費用削減や工事自体の実施時期、範囲、内容の適正化を進めることが可能になります。
■「オンライン・マスターコース」受講者募集!
 大規模修繕の時期に理事長や理事、修繕委員を対象とした研修コース「オンライン・マスターコース」は2021年1月スタート。現在、受講者を募集しています。この研修コースは、全建センター筆頭理事が講師を担当。オンライン方式で1年かけて新任理事長をカリスマ理事長に変身させていくものです。研修は1カ月目の「基礎編」と「実践編」で構成し、
YouTubeで受講します。2~ 12カ月の「実践編」は⑴区分所有と管理規約概論⑵マンションのしくみ建築編⑶マンションのしくみ設備編⑷管理会社との委託契約について学びます。講座終了後に修了認定証を発行します。

(大規模修繕工事新聞133号)


●お問い合わせ先
一般社団法人 全国建物調査診断センター
☎03-6304-0278 FAX:03-6304-0279
E-mail:info@zenken-center.com URL://zenken-center.com