「大規模修繕工事新聞」は、一般社団法人 全国建物調査診断センターが発行するマンションの適正な管理に役立つ管理組合向けのフリーペーパーです。首都圏、関西圏の約30,000の管理組合に直接、無料で発送しています。また、同じ内容のメルマガ版は登録いただいた方に無料配信しています。当HPでは、「大規模修繕工事新聞」の過去から現在に至るまで、全ての記事を収録していますから、マンションの大規模修繕工事に関する情報やマンション管理組合に関する情報を左下の検索窓からキーワードを入れるだけで必要な情報を得ることができます。

『高経年マンションの影と光―その誕生から再生まで』

 マンションの誕生をさかのぼると、軍艦島や同潤会のRCアパートメントが先駆けといえる。関東大震災をはさみ、耐震耐火性の優れたRC造の建物の供給がはじまったのである。昭和30年代には住宅公団による大量供給が行われ、建物が所有権の対象となり、区分所有法が成立。ところがこの時の法律は、建物の寿命は考えられない、使う人も変化しないという仮説に基づいていた。
 しかし今まさに「2つの老い」が進行中であり、全国的な問題になっている。本書は管理組合をはじめさまざまな立場の人々が「再生の道を探り始めた」とし、それらの議論がさらに進めば「マンションの寿命が尽きるまでその役割を果たせるかもしれない」と綴っている。


『高経年マンションの影と光
―その誕生から再生まで』
編著者/大谷由紀子・花里俊廣
発行/プログレス
A5判・280ページ
定価/ 3,800円(税別)
2020年9月11日発行
ISBN:978-4-910288-04-8


(大規模修繕工事新聞135号)