月刊「大規模修繕工事新聞」は、一般社団法人 全国建物調査診断センターが発行するマンションの適正な管理に役立つ管理組合向けのフリーペーパーです。コロナ過を契機に発行形態を紙媒体から全面的に電子版に移行いたしました。それにともない、これまで首都圏、関西圏のみの発行でしたが、ネット配信の強みを生かし、全国規模に拡大しました。当HPでは、「大規模修繕工事新聞」創刊から現在に至るまで、全ての記事をアーカイブ収録していますから、マンションの大規模修繕工事に関する情報やマンション管理組合に関する情報を右の<記事検索>にキーワードを入れるだけで表示させて、必要な記事を読むことができます。今後とも、マンション管理組合さまのお悩みに寄り添い適切な情報をお届けしてまいります。

マンションとSDGs

マンションとSDGs
NPO法人日本住宅管理組合協議会/集合住宅管理新聞『アメニティ』2022年3月5日付第474号「論談」より

◇持続可能な開発目標

 私たちマンション居住者は管理組合内の、例えば管理規約や大規模修繕工事などの内社会には関心が高い。
 外の社会の動きは、マンション居住者や管理組合に関係することもあるので、場合によっては積極的に取り組むといった意識と行動改革も必要になる。
 街を歩いていると、直径3㎝ほどの円形のバッチを胸につけている人を見かける。カラフルな色が円を囲っている。
 SDGsが注目されている。「Sustainable DevelopmentGoals(持続可能な開発目標)」の略称で、SDGs(エス・ディー・ジーズ)と読む。
 2015年9 月、国連で採択され、国連加盟193カ国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標である。
 SDGsは17の目標、169のターゲット、さらにその下に232の指標があり、3層のピラミッドのようになっている。


◇だれ一人取り残さない
 SDGsでは、“だれ一人取り残さない”ため、「経済」「社会」「環境」の3つの調和を目指す。「経済」を成長させるためには、産業やテクノロジーの発展が必要とする。そのためには、教育と食料が行きわたり、だれもが健康で平等に暮らせる「社会」が欠かせず、それらの土台となるのが、持続可能な「環境」である。
ない未来が、SDGsのゴールとする。
 胸のバッチの色は17の目標を表している。すべての国連加盟国が、この目標を達成しようとしているが、それを支える私たちマンション居住者もSDGsを知り、場合によっては管理組合として関心を寄せ、考えていくべきことがある。
一歩踏み出す
 SDGsが特異なのは、国はもちろん、企業や自治体、そして個人までもが目標達成のためのアクションを選べることである。自分でできること、管理組合でできること。
まずはSDGs、それは何なのかを考えることが、スタートラインに立つことになる。
 そして、一歩を踏み出してほしい。今までとは異なる視点に立って、自分が参加できること、管理組合ができることを探り、行動することを。
 冒頭で内社会と外社会と述べたが、その区切りはない。
 横にも縦にもつながった長屋であるマンションは、何ごとも共同して取り組まなくてはならない。コミュニティーを醸成し、協力し合う社会であり、SDGsを考えるとき、それらをさらに積極的に取り組むことで、マンションも外の社会もさらによくなる。
(NPO日住協論説委員会)

(大規模修繕工事新聞 148号)


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